「Ⅲ型マレットの手術療法は必要?」#書く習慣125
日々の診療お疲れ様です。TROT(トロット)です。
以前近くの病院でマレットの手術を受けた患者さんが、術後2ヶ月経過してからリハビリ目的で来院されるケースがありました。
来院時の外観としては…
明らかにQOLは低下し、患者さんの満足度は低いものでした。
伸展位も保てていないし、拘縮しているし…で、生意気言うかもしれませんが手術をした意味はあるのかな?と疑問に思ってしまいました。
ですが、そんなに怒っていても仕方がないので
もし自分で、保存療法で見るとしたら…を考慮してみました。
整復方法
整復を行う前にまずは以前の勉強会で学んだ指の回旋変形を確認します。
回旋を確認するためには爪の傾きを確認します。
整復方法は以下のとおり行います。
TROT的固定肢位
現在当院では、軟化成形使用型と言われるアクアプラストを使用しております。
初期固定としては…
4〜5週経過後…
以前まではアルフェンスのみで作っていた時と比べてすごく固定作成は楽になったように思います。
いい固定材料もを活かすも殺すも自分の経験や判断力になると思うので、宝の持ち腐れにならないようにしたいものです。