「ナイトセミナー」#書く習慣115

日々の診療お疲れ様です。TROT(トロット)です。
解剖学講座に参加したのでその内容を一部抜粋します。

本日は膝下から末梢までの箇条書きをまとめていきます。
(と思いきや、脛骨神経はやりませんでした泣)


伏在神経について

・大腿神経の枝(分節が高い)
・外側は皮神経が表面にはあまりでない
・内側皮神経は伏在神経が存在し…

 ①縫工筋の停止部周辺を貫いて存在するパターン
 ②縫工筋の後縁に引っ掛けて走行経路を変えるパターン

・下腿上端は伏在神経が担当する(膝蓋下枝が内側→外側に走行する)
・縫工筋の下を大腿神経が走行する
・内側広筋の筋枝は低い位置で分岐する
・それ以外の大腿四頭筋は早い段階で分岐する

下腿の上にくるレベルは後縁を周り方向を変える
膝蓋靭帯のレベルのものは貫いてくるタイプが多い


浅腓骨神経について

・下腿中央(ヒラメ筋の膨隆が終了部)で浅腓骨神経が始まる
・坐骨神経から分岐する枝(分節が低い)
・腓腹神経の枝が腓骨後方の感覚を担当する
・ヒラメ筋の下を通過する脛骨神経、ガストロの下を通過する腓骨神経
・前は伏在神経、後は腓腹神経の枝
・腓骨頭の下で腓骨神経と深腓骨神経に分岐する
・EDLの下を通過して浅腓骨神経の枝が出てくる(深部を通過する)
・深腓骨神経の枝は鼻緒の部分の感覚をつかさどる
・腓骨頭の狭いところを浅腓骨神経は長短腓骨筋に枝を出しながら遠位方向に走行する
・浅腓骨神経の知覚枝(sp)は下腿外側を担当し、深い部分を通過する
・腓骨神経の枝は深いところを通過する
・下腿外側の皮膚知覚は
 伏在神経(内転筋管を通過)と、腓腹神経の枝と、腓骨頭の下を通過する浅腓骨神経により生じる

筋枝は1本ではなく、何本かに分かれて筋を支配する
使えなくなると脂肪に置換される
枝が切れると退縮する
前角から伸びてくる可能性はあるが、行き先がわからない状態なのでうまくいかない可能性が高い
深腓骨神経足背の知覚
浅腓骨神経は下腿の知覚

下腿外側の痺れ(外果周囲) →   腓腹神経の枝?(分節は?)
脛骨神経と腓骨神経の間に交通枝が存在するためそこの問題か?

腓骨外側から腓骨下端までの痺れ →   腓腹神経由来?

第5中足骨部の痺れ →   腓腹神経?


次回は…
 脛骨神経、足底神経、大腿神経の残り、外側大腿皮神経を
 6月に行なう予定とのことです

下腿外側感覚鈍麻の一つに膝窩(ファベラ膝窩靭帯)の硬さが影響している?

痛みと痺れと麻痺の神経の状態は?

痛み:周膜の炎症?(感覚枝の問題では?筋枝は痛くないのでは?絞扼の改善では痛みは取れない)
痺れ:神経周膜の刺激?()
麻痺:圧迫?(運動の問題、運動神経レベルになった部分での問題、神経炎症でも起こる)

神経修復に血液が必要
末梢神経の周膜の部分に血管が存在する
どこから血液をもらう?
血管は骨、神経よりもルーズに分岐、発生する(個人差が多い)



あっという間の1時間でした。

これが血となり身となりますように。