事務セラピー山師編③
Instagramに月に一度の
山師さんのおうちで事務セラピーしてきたことを書きました
その詳しい内容をnoteで
請負案件ごとに原価計算できたらどうなったか?
結論
山師さんのお仕事は建築土木系のお仕事と同じで
わかりやすく商品を仕入れて、売って稼ぐのではなく
伐採の案件を受注して、作業して稼ぐ
売上金額が決まるタイミングも案件ごとに違うし
かかる費用も仕入れのようにバチっと決まるわけでもない
いろんな案件が同時進行するので
経営者が案件ごとに利益が出てるか管理するという意思がなければ
1年やってみて確定申告の時に黒字か、赤字か初めてわかる
というようなお商売
それでは確定申告まで不安だけが募るし
契約時の価格交渉の材料もない
そんな状況を突破するのが前回の山師編②でご紹介した
『標準原価計算』
標準原価計算とは?
「いってきます」から「ただいま」までの
シミュレーションを作業員ひとり当たりの金額にに落とし込み
請負案件別にかかった人員に掛け算しての原価計算をしています。
その結果をuconnectという
建設業向けの粗利管理クラウドサービスに
数値を入力し毎月総合的な結果を確認しています。
・請負案件別
・月別
・業務の種類別
いろんな切り口から分析できるので
その結果から
「この案件は利益があるな」
「この案件は赤字だな…次は交渉しよう」
「この業務は利益がちゃんと出るな」
「この業務は利益が出にくいから効率よく進めるように話し合おう」
と経営戦略を練ることができます。
それが安心感へとつながるのです。
1年間続けてみて
山師さんの標準原価計算のお手伝いをやり始めて1年が過ぎました。
今回税理士さんに集計結果を見てもらった結果、
財務諸表(確定申告の時に提出する会社の成績表)
での分析とすり合わせるため
計算方法を見直すことに。
修正金額の計算や今期入力分の訂正をしました。
この実際の財務諸表との差異(ズレ)の分析も
標準原価計算において大事なことです。
山師さんは税理士さんと相談し
目標利益率を設定されていて
そこ向けて頑張る指標に
uconnectを利用されています!
ここまで読んでみて
ここまで読んでみて疑問に思った方もいらっしゃるのでは?
実は私も事務セラピストを始めるまでそう思ってました。
活動を通してわかったことは
税理士さんは「税務申告」のプロ
商売をして稼いだ売上
支払いをした費用
を間違いなく計上して利益を計算する
その利益から支払うべき「税金」の計算をするのが税理士さんです。
だからこの山師編①~③でお伝えしてきた
「原価計算」という分野は専門分野ではないのです。
原価計算を通りて見えてくること
原価計算は簿記2級以上の知識と経験
その会社への理解と愛がないとできない業務だと私は思います。
この原価計算は私の好きな業務の一つです。
その会社が何に力を入れていて、何を大切にしているという
想いが原価計算を通して見えてくるからです。
その会社の想いに寄り添い、その会社のタイプに合わせて
きもちよく続けられる事務作業の提案をするのが
事務セラピストとして大切にしていることです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
皆さんのお仕事にも何か役に立てたら嬉しいです!
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