見出し画像

茶道の歴史と現代風お茶の楽しみ方【日本生活環境支援協会】

茶道と言うとちょっと古いというイメージがあるかもしれませんね。
でも現在、家庭でポットのお湯を使って気軽に抹茶を楽しんでいる。
そういう人も案外います。ここでは、簡単に茶道の歴史を振り返り、茶道の精神を生かした現代風のお茶の楽しみ方を紹介します。


茶道の歴史と精神

茶道は鎌倉時代に禅宗の僧侶栄西が中国からお茶を持ち帰った時から始まりました。その後全国に広まり、15世紀に村田珠光という人が茶道の基礎を築き、弟子の千利休が「わび茶」として完成させました。千利休の子孫が「表千家」「裏千家」「武者小路千家」の三千家となり、たくさんの流派ができて今日に至っています。

茶道の精神は伝統的なやり方で、亭主が客人にお茶を振る舞い、客人はそのおもてなしを受けてお茶をいただくのが基本です。また亭主と客人が精神的な交流を重んじることも大事だとされています。

ですから、双方が気持ちよく交流するために、お茶の点て方やいただき方、立ち方や歩き方にも一定の決まりがあるわけです。茶室を整え、茶道具を選び、鑑賞することもあるのですね。


現代風お茶の楽しみ方

それぞれの流派で少しずつ違う作法がありますが、純粋にお茶を楽しむためには、それほどこだわらなくてもいいのではないかというのが、現代の風潮でしょう。現に茶道の先生でも、和服を着なくても構わないし、お菓子は和菓子でなくチョコレートでもいいのよという人もいます。

もちろん囲炉裏がある茶室で静かに飲むお抹茶は最高です。でも、抹茶と茶筅とお茶碗があれば、家庭でもテーブルの上でポットのお湯を注いでお茶を点てることはできます。せっかくお茶を飲むなら、茶道の精神を生かして、おもてなしをする、静かにお茶をいただくという気持ちを大事にするのがいいですね。


まとめ

茶道は古くからある日本の伝統的な習慣です。お客様をもてなし、それを喜んで受けてお茶をいただくことが大事です。現代は作法にこだわり過ぎず、茶道の精神を生かして楽しんでお茶をいただくのがいいですね。


日本生活環境支援協会には茶道アドバイザーの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?