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他の人よりも劣った部分が、実は自分の「才能」なのかもしれない。

皆さん、こんにちは。
今日も読んでいただきありがとうございます^^
【言葉で心をつむぐ旅人】mariです。

今日の心の旅のテーマは「自分の才能」について。

私は昔からずっと「自分にも才能がほしい」と感じていました。

「才能」って、他の人よりも秀でている部分。そしてそれを生かしてより人生を輝かせられるようなもの。

それがなんなのかは分からないけれど、私にもそんな才能があったら、もっと生きやすくなるのに…そして、きっと幸せになれるはずなのに、と。

ずっと、自分の中にない「何か」を才能に求めていました。

才能=目に見えやすい具体物?

そもそも「才能って何?」ということを考えたとき、

自分で起業して大きく稼いでいるとか
めちゃめちゃ人望があって、いつも周りに人が絶えないとか
職人レベルになにかを作るのがうまいとか

そういう部分がよく目に入ってきます。

お金とか、人の動きとかいうのは、目に見えやすい成果物。

それらがたくさんある人には、まさしく「才能」があると感じやすいけど、それに比べて、目に見える「成果」が感じられないと「才能」があるとは思えない。

つまり、目に見える成果を出している人が才能がある人であって、成果を出していない自分には、才能もないということ。

本来は、成果を出すために才能を行使するはずが、目に見える成果がないから才能がない、なんていうふうに感じて「私には何もない」というところをずっとぐるぐると回っていたような気がします。

才能なんて、使いよう。

けど、実は才能を使って成果を出している人っていうのは、自分自身に備わっている特性を、成果に繋げて行使するという、行動に繋げられている人のこと。

つまり、もともと才能があったわけではなく、生まれ持ったその人だけの「特性」を、才能という形へと昇華させていった人のことなのではないでしょうか。

自分には才能があると感じられる人は少ないかもしれないけど、「特性」というのは、誰しもが持っているもの。

これを「人とは違って秀でているところ」として捉えて行使するか「人とは違って劣っているところ」と捉えて隠したり押さえつけたりするか。

それによって、それが「才能」となるか、「どうしようもない欠点」となるかは、本当にその人の見方によるのではないかと思うのです。

尖った部分を武器と見るか、弱みと見るか。

結局、才能ってのは、他の人とは違う、自分の尖った部分を磨いた先にあるもの。

持って生まれた特性を才能に育てるためには、自分の特性を「他の人よりも秀でているところ」であると、他の誰でもない自分自身が認めて、使い続けていくこととが重要なのではないでしょうか。

しかし日本の風土というか、文化的背景に「謙遜の美徳」というものがあり、大人たちは子供に「自分のいいところは控えめに。人のいいところを大きく見るように」ということを繰り返し伝えている現状があります。

そして学校では、できるだけ凸凹の少ない、平均的な大人になるような、型にはまった教育をしている。

そういう環境で育てられたら、そりゃ当然「自分のとがった部分=人と比べて劣っているところ」というような認識になり、自分の人とは違う特性を、長所として見にくくなってしまうのは、納得がいくところです。

私自身、周囲の大人に「落ち着きがない」「考えすぎ」「うるさい」と、子どもの頃から散々な言われようをしてきました。

そして最も信頼する(したいと願う)両親にそのように言われてきたことも相まって、自身の特性を自分の才能だと認識できない、大人になってしまいました。

本来なら、、

落ち着きがないのは、好奇心旺盛でいろいろなことに挑戦できる性質だったり

考えすぎてしまうのは、深い思考力と思慮深さの表れだったり

うるさいのは、人に興味があって、コミュニケーション能力が高いということであったり

いくらでも私が持って生まれた特性を、才能に育てていける可能性はあったはずなのです。

それを、私の才能ではなく、どうしようもない欠点であり、劣ったところとして捉えてしまったことから、強い自己否定にも繋がっていました。

私のように、自分自身の尖った部分を「他の人と同じように引っ込めなければ」「他の人にばれないように隠さなければ」と思っていると、自分自身の特性を才能という形に昇華させることができないまま、自己否定を続けていくことになってしまうかもしれません。

しかし、裏を返せば、幼少期から「あなたは人と違って~なんだから」と否定的にみられていた部分こそが、実は自分自身の特性であり、磨けば何よりも自分自身の味方になってくれる武器だとしたら。

それはとても嬉しいことです。

それがたとえ、大人になってから気づいたことであっても、これからの私たちの人生を助けてくれる、大きな味方になってくれるはずです。

今日のワーク

あなたが感じている「人とは違うところ」は、どんなところですか?

それを武器として使えるとしたら、どんな才能に変化する可能性がありますか?

ぜひ、コメント欄で教えてくださいね^^

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最後までお読みいただきありがとうございます^^
誰よりも【心】について思いをよせるmariが複雑怪奇で形のない【心】について
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mari【言葉をつむぐ人】

▶36歳、3児の母
▶13年間の教員生活ののち、自分らしい人生を求めてフリーランスに転向
▶現在はライター、モデル、ソウルフル数秘術®プラクティショナーとして多方面に活躍
▶幼少期から生きづらさを感じていたことをきっかけに、心について学び、深く考察する日々を重ねる
▶好きな場所は水族館。好きな魚はアマゾンの古代淡水魚「ピラルク」


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