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12.生業扶助〜生活保護中に資格を取る?〜(1/2)

生活保護になれば時間がたくさんあるから、受けながら資格を取って好条件のところに就職だ!
と考えたことがある人もいるかもしれません。 

私も考えましたよ。実際、宅建の勉強してみたり、タクシーのために2種運転免許の資格をとろうかと考えてみたりしました。
でも現実はそんなに甘くなかったというお話です。

まず時間自体がそこまで思い通りになりませんでした。
B型作業所で働かされて就労支援プログラムやらで役所に呼ばれたり提出する書類書いて精神科行って、、、勉強する時間を確保するのも思ってたよりは大変でした。

あとは求人を見ても結局求められてるのは即戦力で、今さら資格を取ったところでって感じでした。
で、生活保護には、生業扶助というものがあります。
正確には生活保護じゃなくてもギリギリの暮らしなら受けれるらしいけど実質生活保護の制度みたいになってるらしい

この中の技能習得費は資格取得などを支援するものなんですが全然使い物にならない制度でした。

単に制度の解説だけをしているサイトではこんなお得なこともあると言っていますが
正直生活保護になったことがない者の目線でみている戯言です。

例えば、資格取得のための参考書を買うとして、それが本当に就職に結びつくのか?ということです。
私のケースで言えば
①そもそもそんな難しい資格、勉強して本当に合格できるの?
②合格したとして、絶対にそれを使った仕事に就ける?
③就職できたとして、仕事は続けられる?といったようなことが問われます。

でもまぁこれ、当然といえば当然なんですよね。だっていちいち費用を出してたら
「なんか難しいんでやっぱりやめときます」
「面接何社受けても受からなかったです」
「せっかく受かったけど思ってるのと違って1日でやめました」

このたびに、新しい資格の費用を出してたらキリがないし行政の費用がかかりすぎですよね。
なのでかなり強い根拠が必要みたいで、とてもじゃないけどムリだと思ったので諦めました。

具体的には
「内定をすでにもらっていて、しかも過去に似たような仕事をして続いていた」
「資格さえあれば父親の会社で働ける場合」などとケースワーカーから説明を受けました。

でもこんなの現実的じゃないですよね。
資格もないのに内定をもらえるってどういう状況?って思いませんか?

つまり面接で、「今は資格ありませんけど内定さえいただければ、必ず勉強して資格を取りますので!!」って熱意だけを伝えて採用とか?

その会社、大丈夫か?(笑)

普通は「この仕事するために資格取りました」ですよね。
あとは父親の会社でとかは、そんなのあったら元から生活保護になってなさそうですよね。


続く(1/2)



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