見出し画像

2.【生活保護なら〇〇円もらえる!?】実際の金額公開!(2/3)

前回の生活保護なら〇〇円もらえる!?(1/3)を見た人の中には
「えっ!ちょっと待って、Bの上限41,000円に住んでいる人と、金額が違うってこと?差額もらえないの?不公平じゃない?」と思った人もいるでしょう。
そう、私も不公平だと思います。差額はもらえないんです。
だからこの上限ギリギリに近いところに住んでいた方が金額的には得なんですが・・・
現実的には生活保護になる人が家賃の高いところに住んでいるとは一般論として考えにくく、上限より安いアパートに住んでいる人が多いでしょうし
そもそも先で解説したようにBの住宅扶助は「これで家賃を払ってくださいね」という金額。
41,000円の人だろうと27,000円の人だろうと、そのお金は家賃として払うので全て消えてしまうものです。

なので生活保護の受給者は実際にはAの生活扶助で毎月暮らしていくことになります。
さらに、AにしてもBにしても地域によっても違います。
例えば東京23区ならAが76,420円でBが53,700円(もちろん最大で)
これを合わせると130,120円になります。

勘のいい方はもうお気づきだと思いますが、生活保護バッシングなどで言われている金額というのは、①東京23区で②住宅扶助が最大の金額をもらえる場合で③尚且つ障がい者加算など諸々が加えられた生活保護の中でも高い金額のケースを、あたかも生活保護なら誰でももらえるかのように言っている場合が多いのです。

果たしてあなたはそんなにもらえますか?

早速、前回お話したキーワード「人による」が出ましたね。
ある人が「〇〇万円生活保護でもらっている」と言っていたとします。
あなたがその人と同じ金額になるためには
住んでいる地域、年齢層、障がいの有無、あるならその等級、子供はいるかどうか、いるなら何人か、母子家庭か、住んでいるところの家賃はいくらか・・・などなど、これら全てが一致していれば同じ金額になるということです。

こうしてみれば、受給額というのはその人によって違うものなんだというのがお分かりになると思います。

続く(2/3)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?