【エッセイ】 いち英語教師の生活ノート 66限目
「会いに来たよ」
車椅子で駆けつけてくださったお客様は、亡くなった祖母の親友でした。
災害で祖母を亡くした悲しみを乗り越えるために始めた音楽で、地域に元気を届けようと、仲間とともに初めて開いたチャリティーライブ。
近所の方を中心におよそ40人の方が集まってくださり、手拍子あり、涙あり、和やかな雰囲気に包まれながら無事終えることができました。
支えてくださった方への「恩返し」のつもりでしたが、容易く言うもんじゃないですね。
それを実行するために、人の力を借りまくって、また恩を受けているのですから。
「学校の先生で、こんな活動をされているなんてびっくりしました!」
ライブの司会をしてくれた教え子のアナウンサーからもらった言葉は、褒め言葉として受け取っておきます。