お彼岸のミラクル
お彼岸真っ只中の秋分の日、皆さま、如何お過ごしでしょうか?
お彼岸は、あの世とこの世が最も近づく時期と言われていますが、来月10月に三回忌を迎えるママがまたまたミラクルを起こしてくれました。
ママのことは生前と変わらず、いやママが元気だった頃以上に、私の心の平安と幸せに直結しており、4月の牡羊座新月アファーメーションのテーマ『新たなはじまり』が、私の中で現実化したことをについて、感謝を込めて記録しようと思います。
ママは生まれ育った横浜を出ることなく一生を横浜で過ごしました。ママの小さいながらも想いが詰まったドリームハウスが建ったのはバブルの頃。その後、パパと離婚して、住宅ローンも抱えてながら、再婚もせずに、私と妹を私立の小・中・高・大・大学院まで行かせてくれました。
ママは自分が建てた家が本当に好きで、どこに旅行にいっても、素敵なレストランに食事にいっても、自宅が一番と言っていました。一緒に過ごした最後の夏は、家を有効活用するためのリフォーム案をいくつもいくつも描いては私にみせてくれました。
また、『坂の途中のこの家を目印に、坂を登る人が多いから、私が死んで、この家が無くなってしまったら、みんな寂しがるんじゃないかしら』とも言っていました。
怪我をして認知症の症状が出始めてからは、この家を横浜の観光地にしたいと妹に話していたそう。そんな話を知らずに、異国地、中国北京にいた私は何故か観光地になった自宅の前で、時間がないからはやくはやくと急いで娘とママと一緒に写真を撮る夢を見たり。ママの最期についてはKindle本にまとめました。
そんなママの願いは神様に届いたのか、ママの愛した実家は取り壊されることなく、資材の高騰から建物外観は綺麗に磨かれ、中はリフォームされ、売却されることが決まりました。
そうして、約一年半、どんな人が住むんだろう?とずっとずっと気になっていました。横浜に行くと時間の許す限り実家の前を通て様子をうかがってみたり。
そして、三回忌を前にしたお彼岸の今日、私たち家族が北京から本帰国するまでの間、ご自宅をふた間も開放してママの遺品を全て預かってくださった恩人であるご近所のママのお友達から、実家の写真が何枚も送られてきました。
なんと、実家はインターナショナル学童保育を兼ねた子供も大人も通える英語と中国語の学校になるようです。しかも、その名前が娘と夫のイニシャル、○○インターナショナル。
ちっちは英語がしゃべれる人になってね、っと3歳から英会話教室ECCに通わせてくれ、英語を教える私立の小学校に私を入学させてくれたママ。そうして、ステージ4の癌が見つかってからも私を家族3人離れないで、夫を支え、娘をしっかり育てなさいと、中国北京に送り出してくれたママ。
夫も私も、娘を世界で活躍できる日本人に育てたいという思いで、娘には、音楽と英語と中国語をお腹にいる時から胎教教育として聞かせて、生後はできる限り3か国語で教育をしてきました。
そして、ママがこよなく愛した実家が、英語と中国語を教育する教育機関として活用されることになったミラクル、そして、その学校の名前が、娘と夫のイニシャルと同じであることに本当に驚いています。
今は、ママから『ちっち、あなたも諦めないで、英語と中国語をちゃんと勉強しなさい』っと背中を強く押されている気がしています。
ママが闘病中に寂しい思いをさせてしまったこと、また、ママの家を引き継いで活用できなかったことに罪悪感を拭えないでいた私に、『あなたはあなたの人生をしっかり全うしなさい、私は天国でもしっかり自分のしたいように、好きなようにやっているから』というメッセージが改めて聞こえてくるようです。
牡羊座の新月のキーワードの一つ『新たな始まり』。実家が素晴らしい形で有効活用されることが決まり、私もママへの罪悪感から解放されて、新しいステージに進めそうです。ママ、本当にありがとう!!