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「小田原別邸料理 清閑亭」が公募時の要件を満たしていない可能性について

小田原市とJSフードシステム社の「小田原別邸料理 清閑亭」が公募時の要件を満たしていない可能性が高そうです。JSフードシステム社の案がどのように採択されたのかを調べていると、大変気になる点に気が付きました。

清閑亭のプロジェクトは
「【R2年度民間提案制度】旧支所及び清閑亭の利活用に係る提案募集」によって民間から提案募集をした上で採択されています。提案者数が9者あったようで、なぜJSフードシステム社の案が採択されたのかも気になりますが、もっと気になるポイントがありました。

清閑亭には付属資料が用意されております。https://www.city.odawara.kanagawa.jp/global-image/units/474288/1-20210318125905.pdf

内部を確認すると、要件には下記のように明確に書かれています。
①土地(国指定史跡)は、現状からの変更、または保存に影響を及ぼす行為は行えません(例えば、新築、増築、掘削等)。

清閑亭の民間提案募集要件より
上記付属資料より抜粋


実態としては明らかに増築がされています。

清閑亭
清閑亭内に増築されたガスボンベが並ぶ厨房(火災は大丈夫なのでしょうか)

また、こちらは近隣の方が、工事中に清閑亭の前に貼られていたものを撮影したものとなりますが、明確に「増築」と記載されています。

清閑亭の許可証
「増築」にチェックが入っています

なぜ公平な基準で公募されたはずの条件が、しかも文化財と国指定史跡保護の為に最重要であろう条件が、採択後に変更されているのかは理解に苦しみます。さらなる調査と、小田原市への情報開示の働きかけを行いたいと思います。

「清閑亭問題」は小田原市の守屋前市長肝入と言われ、JSフードシステム社が運営する文化財利活用プロジェクトに対して調査と情報発信を行っています。


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