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12月の実質賃金は速報段階でプラスだったが、確報ではマイナス

2023年3月3日
一般社団法人成果配分調査会代表理事 浅井茂利

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12月の実質賃金は速報段階でプラスだったが、確報ではマイナス

 2022年12月の厚生労働省「毎月勤労統計」によれば、調査産業計・就業形態計・現金給与総額の実質賃金で、速報段階では一時金の影響により、前年同月比プラスとなっていましたが、確報では▲0.6%となり、9か月連続で前年割れとなっています。
 このうち一般労働者の所定内給与は、2022年10月▲3.0%、11月▲2.7%、12月▲3.0%と、3%程度のマイナスが続いています。なかでも製造業については、10月▲3.9%、11月▲4.4%、12月▲4.3%と、マイナス幅が大きくなっています。
 一方、パートタイム労働者の実質賃金は、現金給与総額で2022年10月以降マイナスが定着し、10月▲2.4%、11月▲2.4%、12月▲2.2%と推移しています。

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