見出し画像

杉野宣雄 スペシャルトークライブ

昨日は京都佛立ミュージアム「杉野宣雄 押し花アート展」の開催記念イベント、スペシャルトークライブを開催いたしました。

多くの参加者の皆さまと共に素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。先生の作品の素晴らしさ、お人柄のあたたかさが伝わり、穏やかで、和やかな時間でした。

トークライブでは杉野先生ならではの「名言」がたくさんあったと思います。草花と出会うこと、自然こそ最も美しいアーティストであり、私たちはそっと手を添えるだけ、などなど、本当に素敵なお話でした。

ホールから場所を移して、先生自ら作品について語っていただくギャラリートークも圧巻でした。数百年前の貴重な押し花の本、ボストンでグランプリを取った作品、牧野先生とのコラボ作品、仏教にインスパイヤされた作品、ハート型の小さな赤い薔薇、メープルの鮮やかな葉、慶花や雄富士についてもお話をいただきました。

そして、イベントの最後に、11月11日の個展のオープニングにあわせるかのように亡くなられた先生のお母さまに「献想花」という特別な催しをさせていただきました。三代にわたる杉野家の押し花の系譜、偉大な杉野宣雄先生を生み出したキーパーソンは、教師であり、押し花作家でもあったご母堂・道子お母さまでした。

お母さまの写真に参加者みんなで押し花を添え、杉野先生が即興で作品にしてくださいました。圧巻でした。メッセージカードも添えて、やはり「世界に一つだけ」の遺影となりました。

完成後、杉野先生からのリクエストで、一座のご回向をさせていただきました。完成した押し花の遺影、道子お母さまの作品の上に、御本尊さまを荘厳し、全員でお母さまを想い、お参りさせていただきました。

最後に御礼を述べられた先生のお言葉が少しだけ震えていて、胸がいっぱいになりました。

京都佛立ミュージアムにとって、またもや歴史に残る企画展、開催記念イベントとなりました。本当にありがたく、杉野先生やスタッフの皆さま、参加者の皆さまに心から感謝しております。

来年の春まで「杉野宣雄 押し花アート展」は続きます。イベントも順次開催してゆきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

大混雑の京都。二条駅まで送っていただき、JRで京都駅〜名古屋、ゆりかご列車の異名を持つ特急しなので長野。約4時間かかります。名古屋から長野は3時間。

列車に揺られながら今年はじめての雪。なぜか嬉しかったです。今日は晴天の中で本晨寺の御会式を勤めさせていただきます。すでに団参の方々はバスで横浜を出発し、長野へ向かってくださっています。

ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?