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車のない集金屋と呼ばれていましたが。菊地さんのご奉公。菩薩の声。

ブラジル初日。ブラジル日系人社会で大変な功績を重ねる菊地義治会長、ご家族の皆さまとお食事をさせていただきました。

前回2年前にも、鈴木日樹御上人と節子さまに随行し、サンパウロでご供養を頂戴いたしました。いつも、本当に気にかけてくださり、ありがたいです。

2014年、今から10年前になりますが、京都佛立ミュージアム「ブラジルと仏教展」の取材でブラジルに来ました。亀ちゃんも一緒でした。

あの時、菊地さんの奥さま・マリーザさんが大変なご病気で病室までお見舞いに行かせていただきました。あの時、本当に九死に一生を得て、またまた大変な現証の御利益をいただかれて、復活なさったのです。あれから10年です。超絶お茶目でお元気です。

菊地さんと二人のお嬢さまが3人交代で泊まり込みの看病をして、毎朝5時に菊地さんは病院から日教寺まで朝参詣していただいた現証の御利益です。ダメなものがダメではなくなる。しかも、病院の運営や経営までが変わってしまうほどの大変すばらしい出来事だったそうです。

昨日も10年前の写真を見ながら、みんなで感激していました。写真を見るとわかりますが、首に人工呼吸器のための穴が開けられています。体中に管が入れられていました。ルシアーノ君のお悔やみからそのまま病院に駆けつけました。本当に尊いご奉公の思い出です。このご信心は本物です。必ず現証が顕れる。ダメがダメでなくなる。

菊地さんとお会いするといつもご信心のありがたさを滔々と聞かせてくださいます。カバン1つだけ持ってブラジルに来て、何もなかった自分がここまで来れたのは御法さまのおかげと、つくづく語ってくださいます。

車もないのにお役を受けて、みんなに反対された。お役中さんとしてご信者さんのお宅を回っていると集金屋さんと思われて嫌な顔をされたものです。でも、ずっと真心でご奉公していると、みんなから信頼してもらうことが出来て、お仕事でも大変な御利益をいただいて、今のような地位に至ることが出来た。何もかも、ご信心のおかげ、ご奉公の功徳です、とお話しくださるのです。

何度も書いていますが、裸一貫でブラジルに渡った菊地さんが天皇陛下にお招きいただき、皇居でお食事するほどまでになるのですからすごいです。凄まじい。

85才の菊地さん。昨夜も渋滞で遅くなってしまった私たちをお店の外に出てお待ちくださっていました。本物中の本物です。今でも毎朝日教寺へお参詣なさっておられます。

あきこ奥さまがウィニーちゃんも連れてきてくださいました。ネパールで頑張っている清行師。本当に、ありがとうございます。

今日はこれから日教寺へお参詣させていただき、イピランガ博物館で館長にご面会し、リンスへ向かいます。明日は土曜日、リンスの大宣寺でお総講を奉修させていただきます。

今回は申し訳ないほど短いブラジル滞在となりますが、とにかく精一杯のご奉公をさせていただきます。

ありがとうございます。

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