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「お?もしもし?今暇やろ?新宿で飲んでるから来いよ」系の先輩の対処法

「誘ってくれるのはありがたいし、いい人なんだけど・・・」などと言っているからあなたの金曜は潰れるし、土日の予定もめちゃくちゃになっている。違うだろうか?先輩がいい人であることはひとまず置いておき、ここでは仮想敵だと考え、その対処法を紹介しよう。


まず初めに認識しなくてはいけないのは「別に自分が行ったって盛り上がるわけではない」ということだ。

実際に誰かを誘っている場面を見たことがあればすぐにわかるだろうが、誘う前から飲み会はそこそこ盛り上がっている。参加した後に特別ボルテージが上がるわけでもない。別に行っても行かなくても飲み会にさほど影響はないということだ。なんなら電話した先輩はその5分後には誘ったことすら忘れている。

つまりあなたが行かなくてはいけない理由はどこにもないのだ。


とは理解しているものの、実際そうはうまくいかない。「行きません」この一言が一発で口に出せたならどんなに良いか。この問題の一番難しいところ、それは”断りにくい”。これに尽きる。

対処法は一つしかない。

「少しずつ断る」

大事なのは相手に「こいつはたまに断ることがある」と認識させることだ。

とはいえ流石に「行きません」といきなり言えるようになるわけではない。小さなことから始めるべきだ。スモールステップが活路を開く。

まずは「9時から参加します」など少し時間をずらすことから始めよう。間違っても「今から行きます!」と電車に飛び乗ってはいけない。こいつは電話一本で飛んでくる、と思われたら最後、従属関係の始まりだ。そうすると無茶振りはエスカレートする。相手ではなく、こちらの都合を通すことで少しずつ相手のイメージを変えていこう。

これが通るようになったら次は「その日は予定があるので無理です」だ。もちろん予定は嘘で構わない。いきなり嘘をつくのが難しい場合はGoogleカレンダーであらかじめ誘われそうな日に嘘の予定を入れておくと良い。きっときっと地に足が付いた嘘がつけるようになる。

やってはいけないことは一度断りのモーションに入ったのに妥協して譲ってしまうことだ。たとえ嘘の予定であっても「やっぱり向こうを断りますね」など言ってはいけない。一度でも向こうの無茶が通った前例を作ってしまえば、2度目3度目が通るようになる。「こいつは無茶をいっても聞いてくれる」というイメージが付いてしまったら覆すことはなかなか難しい。


①少しずつ断る②相手の都合を通さない

以上を行うことで少しずつ「こいつはあんまり言うことを聞かないな・・・」と思わせることができる。そうなれば二回に一回くらいは「今日は無理です」と言えるようになる。

しかし、そんなマイナスイメージがついてしまったら関係性は悪くなってしまわないだろうか?

別に何もない。まぁあいつはああいうやつだし、で終わる。案外そんなものだ。何も怖がる必要はない。


というわけでみなさんも人を無理やり誘う先輩をどんどん撃退しよう!

(所要時間33分)

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