自動補正を使うべきか?いつ使わないか?
こんにちは、ストリート・フォトグラファーのSeijiです。
皆さんレタッチ時に縦横や奥行きの自動補正を使っておりますか?
各々こだわりはお持ちだと思いますが、私は使う場面使わない場面があるので、その使い分けについて、作例とともに短くまとめてみます。
※noteの継続を重視するため、この文章はあえて短く短時間で書いています。
まとめ
9割方使う。
ただし主題の数を限定しつつ、巨大な印象を与えたいときはあえて自動補正を使わない。
自動補正を使う場面
私は自動補正(Lightroomで普段作業するので、そこだと「自動ジオメトリ」という機能)をかなりの頻度で使います。
また、そもそも自動補正が必要ない程度に写真の大部分を構成する縦横の線が、枠と水平・垂直に揃うこと、奥行きの傾きが過剰にならないことを意識して撮っています。
そうすることで殆どの場合はノイズになる不調和がなくなります。
あんまり気持ちが上がらない写真は、たいていの場合レタッチで切り抜くべき主題以外が多いか、縦横・奥行きの調整のバランスが悪く、主題に集中できないことに難点があると思っています。
具体的にはこういう写真では使ってます。人物、奥のモデル、日照に何のノイズもなく着目してほしいからです。
自動補正を使わない場面
ほぼ使うと書いておきながら、最近はあえて使わないようにしています。
特に奥行きの調整を加えることが返って邪魔になるケースがあるため、過剰な補正を防ぎたくて使用を避けています。
具体的には「主題の印象を”巨大さ”によって強調したい場合」で自動補正を使いません。
作例は以下のとおりです。
これらはそれぞれ、主題に人物および背景の建築物を持ってきていますが、人物の歩みと背景の巨大さにより、力強さや不穏さを強めたいと思って撮っています。
また、そもそも撮影のタイミングで足元(靴の上にカメラを乗せて)撮っており、巨大さを作り出す工夫をしているため、それらを消さないためにも自動補正を有効にしませんでした。
自動補正を使うと、均一な印象を与え、写真を見るときに主題を点として集中して眺めることができます。
しかしデメリットとして「写真全体にスケール感のあるインパクトをもたせることができないこと」および「奥行きを消すことで平面的な、味気ないパターンに見えること」が挙げられます。
ということで、主題に味付けをしたいときに「巨大さ」がキーになる場合、自動補正はかえって足かせになることを書きました。
といいつつ大体は自動補正様々で使い倒しているので、限定的(個人的には体感1割に満たない)なケースです。
以上でした。この文章はお夕飯前の15分で書かれたものです。
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