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ファインアート志向の写真を撮って、日常の写真は上達するのか?
はじめに
こんにちは。ストリートフォトグラファーのseijiです。
私は普段からストリートフォトを撮影していますが、時々フォトコンテストやギャラリーサイトに投稿するためのファインアート志向の写真も撮影しています。
そんな中で、「ファインアート志向の写真を撮ることで、日常の写真は上手くなるのだろうか?」という疑問を持つことがありました。
結論から言えば、ファインアート志向の写真を撮ることは、日常の写真の上達にも確実に繋がります。
この記事では、同じような懸念を持つ方に向けて、私の経験をお話ししていきたいと思います。
今回の気づきの元になった作例
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ファインアート志向の写真とは
まず、ここでいうファインアート志向の写真について定義しておきましょう。
一般的に、以下のような特徴を持つ写真を指します:
コントラストが強め
モノクロ写真が多い
建築やシルエットといった、実像が見えにくい被写体を好む
芸術性を重視したレタッチ
一見すると、暖かみのある日常写真とは真逆のアプローチに思えるかもしれません。
なぜファインアート写真が日常写真の上達に繋がるのか
ファインアート志向の写真を撮ることで最も磨かれる能力は、「光への敏感さ」です。
これは日常写真を撮る上でも非常に重要な要素となります。
例えば、柔らかいタッチの日常写真を撮る際、ハイライトを高めて彩度を落とすようなレタッチをすることがあります。
このとき、光の差し込み方や陰影のグラデーションの滑らかさは、モノクロ写真で培った感覚がそのまま活きてきます。
ここで以前の私の写真と現在の写真を比較してみましょう(インスタから撮ってきたものです。画質粗くてすみません)
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上の写真は、カメラを買って間もない頃に撮影した日常写真です。
決して悪くはありませんが、被写体に寄りすぎていたり、光の温度感が上手く表現できていません。
一方で、冒頭の作例では、光の柔らかさや温かみがより自然に表現できています。
これは、ファインアート写真を撮影する過程で培った「光への敏感さ」が活きた結果だと考えています。
さいごに
このように、ファインアート志向の写真を撮ることは、決して日常写真の撮影の妨げにはなりません。
むしろ、光や陰影への理解を深めることで、より豊かな表現力を身につけることができます。
同じような悩みを抱えていらっしゃる方がいれば、気にせず両方のトーンで写真を撮ってみることをお勧めします。