「奴隷ラムシル」連載化構想 その15 エピソードを全面変更

　ラムシルのオリジナル版ではちょっとマニアックで細かい技術的な事を背景に置いてエピソード作りをしていましたが、その部分は全面削除して別のものに置き換えようと考えました。

　マニアックなエピソードも例えば大藪春彦氏のようにバイオレンスに詳細な銃の知識が加わればリアリティが増すのでしょうけれど、それも使いようでしょう。私の知識をあまり披露したところで意味はありません。反省して止めます。それよりも、主人公が周囲の環境から影響を受けて気持ちを変えて行く方に重点を置く方が良いに決まっています。バカでした。

　その代わりに、登場人物を一人増やします。これまで準主人公の女性、シラには村を守るために人質のような形で嫁がされたという経緯しか与えていませんでした。これは「バビロンの大富豪」のエピソードでそうなっていたものをそのまま使っています。(それ以外の部分は全く違いますが) 今度はそれだけでなく、自分の故郷で発生する問題に大きく関わる事にします。政略結婚のような事の影には諦めた恋のようなものもあり得る事ですし、その事に絡んで昨日の友は今日の敵、グループに別れて内部抗争のようなある種の「怨念」がベースになったお話の方が登場人物の心を表に出し易いと考えます。また連載版と考えますと、その方が繋がりが良いかもしれません。

　今まだ2/3程度しか書けておらず、先が見えない状況です。逐次報告しますのでどうかお付き合いください。