書き方から見た小説のタイプ
あまり考えずに小説を書く事もできますが、書き始めますとどうしても自分の書いているものが小説として「大丈夫なものなのか」が気になるのではないでしょうか。適当に長く書けばなんとなく物語は展開して完結します。もちろん何を書いてもかまわないと言う自由はどんな場合にもありますので書き方などどうでも良いのです。
けれども、どこかで「大丈夫なのか?」と思ってしまいます。上手く書けるかはここでは置いておいて、小説ってだいたいどんな感じになっているのかな?と、これまで読んだ小説を思い起こして考えてみました。
すると、多くの小説はこんな構造になっているようです。
大きく分けて2つのレイヤーがあります。1つはメタ領域、もう1つは技術領域です。
メタ領域はそもそも書く側が書こうとした意図が入っています。主張したい事、読者に感じて欲しい事です。でもこれは解釈するのが難しいものです。一般の小説にはこのメタ領域があり、お話から滲み出るようになっていますが、最近は感じ方は人によって違うと言われますのでちょっと軽視されているかもしれません。でも、書く側にとってけっこう重要なのですけれど。
技術領域はだいたい2つに分かれていて、1つは設定、キャラクター作りの部分です。これは最近重視されていて、要は「世界観」と言われるものの主要な部分になります。もう1つは、これは誰でも考えるストーリーです。最近の小説を書く人が一番重視するところかもしれません。昔の日本の小説はここがちょっとふわふわしていてわかりにくいものが多かったようです。今は相当明確でないと読んでもらえないでしょうか?
そうしてちょっとタイプ別に分類してみます。厳密ではありません。
(2022年2月9日修正しました。)
私は最近、ムーミンを紐解いているのですが、ムーミンはファンタジーに属するものでしょうか?中央のタイプになると考えます。でも、この書き方を別のところに適用してみたいと考えていて、スタディしているのですが、思ったようにかけているかが書いているうちにだんだんとわからなくなってきました。この記事を書いたのは、自分の書き方が当初思ったようにできているかを確認したかったので書き起こしてみたのです。
普通あまり気にする人もいないと思いますが、何かの参考になれば幸いです。