「ロジカルシンキング」が軽視されてきているけど…
平成の時代、社会人に必要な能力として「論理的思考(ロジカルシンキング)」が注目を浴び、大企業を中心として、社員教育の一環として研修が多数実施されてきた。
今もなお、ロジカルシンキングは社会人に必要な能力との位置付けは変わらないとしても、その優先順位は下がりつつあると感じる。
ロジカルシンキングの代わりとして、創造的思考、クリエイティブシンキング、アート思考、水平思考、デザイン思考、右脳思考などなど、いわゆる「ひらめき系」を重要視する教育が最近は増えている。
もちろん、これからの時代、クリエイティブさは必要かもしれないが、論理的な話ができない限り、議論は拡散ばっかりするし、空中戦ばかりになってしまい、いつまで経っても整理ができないことになる。
今もなお、30代になってもロジカルに乏しい社会人もいっぱいいる。
最近少しずつ軽視されつつある「論理的思考(ロジカルシンキング)」の大切さをみんなで考えるべきタイミングではないかと思う。