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参拝と神気浴(パワーチャージ)のコツ

ご神前やご社頭に立つ目的は何ですか?

 ご利益や効き目を求めて、「お願いします」「頼みます」と願い事をあれこれとならべていますでしょうか。

普段は神社の前、お庭先を通っても知らん顔、ひとたび不安や苦難が押し寄せ、つらいことが持ち上がると、とたんに神頼みとなりませんか?

神社参拝には作法がありますが、作法をご存じなくてもお気持ちで通じるとは思います。だからといって、困ったときの神頼み、いきなりお願いします、頼みますで神さんに通じるでしょうか?

 今回は参拝をして御神気をいただくコツ、神々との交信のしかたをお知らせしたいと思います。

神々との交信の仕方

 まずは、神社参拝は、日々安らぎをいただいていること、平常心をいただいていること、お守りをいただいていることなどへの感謝だと知ることです。これが重要です。
「ここまで努力できました」「ここまで頑張れました」「ありがとうございます」このとき初めてご祭神が貴方との次の交信を始めます。

 氏神様や日々崇敬されている神様とは、じつは貴方と日常的に交信されているのです。してないとおっしゃる方は貴方がしてないだけです。氏神さんの前を通り過ぎるとき軽く一礼をするだけで、崇敬する神社のお守りを身に付けているだけで貴方はリンクを張っているのです。

 天津神は天の気を、国津神は地の気を、天神地祇は天と地の気である自然界のエネルギーそのものなんです。その恩恵を日々受けていることへの感謝の表現が神社参拝です。

 ご社頭は、感謝の場、安らぎや平常心を高める場なのです。
神々と更なる交信をするとき、神主さんはもちろんですが、旅先で会う行者さんや修験者さん、霊能者さんなどもほぼ異口同音に、交信を始める入り口で必ず口にする言葉は「感謝」だと言ってます。

 では、お願いはいつするのでしょう。貴方が頼みたいことを実行するとき貴方の努力心の中に内在させるのです。「守りたまへ さきわへたまへ」心の中でつぶやいてください。

 そのために神社の由緒書きを必ず呼んでください、そこには御祭神と御神徳、御創建のいわれが説明されているはずです。神様はそれぞれ専門分野をお持ちになってます。交信をお願いする私たちは、まず、その御祭神とコンタクトをとる心構えを持って、御祭神の真のエネルギーは何かを知らなければなりません。

 たとえば、宇賀福神(弁財天=べんてんさまのことです)で説明してみましょう。
この神様は水をつかさどる神様です。水神はあらゆる生命の根源の神様です。したがって交信の心構えは清らかな水のイメージです。清潔な心、清潔な行い、清潔な身なりなど清潔さに手抜きしない心構えが必要です。または常にそうあることを誓うことです。これがこの神様との交信の鍵です。

 この御祭神の真のエネルギーは、汚れを拭う力だからです。

 ご利益は福徳、文芸といわれておりますが、これらのものは不潔感を嫌い、手抜きのないひたむきな努力の後に授かるものです。神さんとの交信には心構えと真のエネルギーを知ることです。

とても大事な注意事項

 さて、ここでひとつご注意をしておきましょう。神社参拝は丁重に行ってください。

 家に神棚がある方は、お出かけ前に参拝に行く旨をお告げください。無い方は、はっきりと意識してからお出かけください。たまたま散歩などの途中で、目にしたお社に立ち寄るときは「お庭先を失礼いたしますので ご挨拶いたします」と述べてください。

 観光で立ち寄るときでも、前もって何処何処に立ち寄るということがわかるはずです。要は、どんなに小規模でもそこは御神域だということを忘れないでいただきたいのです。ずかずかとあがり込む過ちを起こさないようにしていただきたいと思います。

 神さんの中には荒ぶる神もいらっしゃいます。神職さんや氏子さんのお守りの念に思いをはせて、神さんの障りを呼び込まないようにお願いいたします。

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