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❖読書:華氏451度

華氏451度、それは紙が自然発火する温度だ。(摂氏233度)
この作品は映画にもなったのでDVDを購入して鑑賞したが、映画と原作のラストが異なるという衝撃を受けた。
本の所有が禁止され、発見された時にはファイヤマン(消防士ではなくて昇火士)が車(消防車ではなくて昇火車)でやってきて、本を焼却し所有者を逮捕する。
1984年とはちょっと違った相互監視社会、ディストピアが描かれている。

問題のラストシーンなのだが、映画と原作のどちらが好きか?
映画には映画の良さがあり、原作には原作の良さがあるので非常に難しい。
そもそも、どうしてラストをガラッと変えてしまったのか、そちらの方が気になって仕様がない。
気分によって変わってしまうかもしれない。
絶望感が欲しければ原作、未来への希望を感じたければ映画なのかもしれない。ま~映画を観て原作を読んだ者としては、やはり映画のラストなのかもしれない。
何を言っているのか、わからなくなったが形で残せないのであれば記憶で残す。そして、老人から子供へ、人と人が文化を引き継ぐということなのか。
やはり、映画だと思う。

映画も原作も、「わかりやすくと面白おかしいものばかり見たり聞いたりしていると人は〇ホになるよ」という教訓は共通している。

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