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青月社の#既刊紹介『小原古邨の小宇宙』著✒️小池満紀子



こんにちは、お疲れ様です。青月社企画編集部です🌝

みなさんはどんな週末を過ごされましたか?
わたしは衣替えができておらず、毎朝焦りながら冬服を引っ張り出し、
そのたびに床に服が散乱する…という日々をここ最近過ごしていたので、
意を決してなんとな〜くの衣替えをしました🧥

季節が巡るということは、実は過ぎ去った記憶にもう一度出会うことでもあったりしますよね。去年着ていたコートのポケットからなぜか500円玉が出てきたり(しないですか?)で、どうしてか思い出せないけどとにかくラッキー!得した!💫みたいな気分になれます。

こんなことをさも風物詩であるかのように話すのもどうかなとは思うのですが⛄️
とにかく、季節の移り変わりのたびに、思い出を重ね合わせながら歳を重ねていけるのは素敵なことだと思うのです。

本日紹介するのは、
『小原古邨の小宇宙 小さな命のきらめく瞬間』
著✒️小池満紀子
青月社(2018)


『小原古邨の小宇宙』著:小池満紀子

本書の冒頭、「生きとし生けるものへ」として著者はこう書き出します。
〈移ろいゆく季節に人生を重ね、自然のいとなみに愛しい人の面影を見る…。
このような想像力は、日本の文化がはぐくんできたものであり、日々の生活のなかおいて、どれだけ心を豊かに満たしただろう。小鳥の囀りにうながされるように目を向けると、梅の花のほころびに心が躍る。かわりゆく季節の瞬間ごとに感じるよろこび。〉
小原古邨は明治時代に活躍した日本画家で、欧米で絶大な人気を博し、あのクリムトも古邨の描く植物や小動物の豊穣の世界観を愛したといいます。

98歳で没するまで生涯現役を貫いた実業家、原安三郎コレクションからの掲載です。


小原古邨《蓮に雀》本書

青月社の書籍の中でも特に人気の1冊です。
この1冊が、あなたに四季折々に心を寄せる喜びや、小さな命の輝きに触れるまばゆさを感じる手助けになりますように。ぜひお手に取ってみてくださいね。


小原古邨『踊る狐』本書75ページ

青月社編集部でした。また次回お会いしましょう。寒さ厳しくなってきましたがご自愛ください!


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