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『女性自身』のNHKたたき

『女性自身』の報道


たまたま僕のPCに出てきた、『女性自身』の報道によると、
7月8日、NHKは「NHK NEWS WEB」のサイトに、前日の都知事選の結果を掲載した。
その際の見出しが「2位はドコなんですか?」であった。
これは民主党政権時代の蓮舫氏の有名な発言「2位じゃダメなんですか?」にかけたものである。
 
これに対して、立憲民主党の石垣のりこ参議院議員(49)はXで「最低ですね。受信料を徴収して放送する公共放送がこれ。(中略)正気とは思えません。イジメが無くならないわけです。メディアがせっせと加担している」と批判した。
 
NHKはその後、問題の見出しを「都知事選 2位は石丸氏53か所 蓮舫氏9か所 開票所別では」に修正した。
 
ところがXでは、この修正バージョンに対しても、きちんと謝罪せよと批判が集まった。
 

以下、西願の意見

たしかにNHKの見出しは、公共放送としては、中立性に欠ける。
(僕は、この程度の揶揄を笑ってすませられるのが「大人」だと個人的には思うが、そしておそらく蓮舫氏自身は鼻の先で笑ってスルーしているだろうと想像するが、しかし笑ってすませられないひともいることが、この『女性自身』の報道ではわかった。僕にとっての唯一の収穫である。)
 
しかし石垣氏のNHKに対する批判も、異常だ。NHKの記事の見出しと、学校のイジメとの因果関係は、氏が思い込んでいるほど明白ではないだろう。
また政治権力を持つ国会議員が、報道に対して、それも報道された事実の正否のレベルではなく、見出しのレベルで、いちいち干渉しても良いのかという問題もある。
 
とはいえNHKは早速、批判に応えて、記事を修正した。
 ところが修正したら修正したで、さらにNHKに対して、理由を明らかにして謝罪せよという声が次々とXではあがった。何故そこまでNHKに謝罪させたいのかが、西願にはわからない。彼らは「N党」支持者なのだろうか。
 

それにしても、なによりも呆れるのは『女性自身』の記者である。
この事件、敢えて『女性自身』が取り上げるほどの大問題であろうか。
女性自身』は「女性」が頭に付いている。
こういう仕事をしているようでは、「所詮、女には井戸端会議が向いている」という女性への偏見はなくならないのではなかろうか。
もしもしばしばフェミニストが口にするように、女性が差別されているとするならば、なおさらいっそう、差別を覆すような、立派な仕事をしてもらいたいものである。
 
『女性自身』は蓮舫氏を支持していたのかもしれない。
ただ「贔屓のひきたおし」という言葉を御存知だろうか。

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