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国民民主党からタブレット純へ
寒い夜、布団の中でYouTubeを観ていた。
11月15日の記者会見にて
国民民主党の幹事長曰く、「我々もずっとタブレット純だったんですよ。全然売れずに」。
続けて「タブレット純の支援者はタブレット純に売れて欲しくないんだから。タブレット純も人気出なくていいって言っている。それが一気にここまできたんだから、しっかり頑張っていきたいとおもいます」と。
そして「純様のファンはタブレット純に人気出て欲しくないと思いますが、国民民主党のファンは国民民主党に人気出て欲しいと思っていると思いますから、頑張ります」と今後の抱負。
みんな、タブレット純って、知ってる?
僕は大衆芸能にうとい。
タブレット純って、どなた?
そう思っていたら、さすがのYouTube。
僕が探すまえに、動画を紹介してくれた。
来た。観た。笑った。
寂しい鬼のような顔をした僕が笑うなんて、滅多にないこと。
昭和への愛が詰まっているくせに、自虐的でも懐古的でもない。
「まずは、自分が楽しみたい。それができたあと、もしもウケたら、それにこしたことはない。けどウケるために自分らしくなくなるのはぜったい嫌だ。」
そんな健全な自己主張が感じられる。マイペース。
拍手がパチパチとまばらなところが良い。
若い女のけたたましい笑い声がないところが良い。
推定無罪の原理
地下アイドルの国民民主党。
おそらく昭和の良い部分を伝承、発展していきたいのだろう。
けれどもそのための最大の壁は、東アジア情勢の不安定化だ。
ところでこれは僕個人の非常にマイナーな意見だが、民主化のバロメーターのひとつに、「推定無罪」の原理がどれだけ社会に浸透しているかがあると思う。
「疑わしきは、被告人の利益に」。
暴力の激化を抑えるため、対決よりも解決を促すため、大事な論理だ。
私刑(リンチ)が趣味のマスゴミも、疑心暗鬼の独裁者も、正義感いっぱいの愚衆も、大人になりたいのなら、成熟したいのなら思い出してほしい。
と、大人のムード歌謡を口ずさみながら、思った次第。