2nd Single「羽化」アートワーク解説
橋本佳史朗/unight(両名義)様が手掛けてくださったこのアートワーク。
この記事では、アートワークに込められた意味や、使われたモチーフが表す意味をお伝えしていきます。
よろしくどうぞ!!
アートワークに込められた意味
今回のアートワークで重要な役割を果たすのは以下の通りです。
・指輪とネイル
・黄色のデイジー
・モルフォ蝶
・背景の色合い
順番に解説していこうと思います!!
1.指輪とネイル
※アートワークの蝶の羽に描かれているのは、どちらも左手です。
指輪はつける指によって意味が変わります。
結婚指輪とか良い例ですね。
それで、アートワークではどう指輪をつけているかは以下の通り。
左:親指に「ART」、小指に「LOVE」と刻まれた指輪
右:親指に「ART」、小指の爪に黒のネイル
左手の親指に指輪をつければ信念を貫く、小指なら恋を引き寄せる意味となります。
左の手はこの通りですが、右の手は小指に指輪はなく、黒のネイルが塗られているんですよ。
これを僕は「叶わない」ことの表現として用いています。
このそれぞれの手が対象にあることで、
・想いに対する願望と諦めの葛藤
・表現に対する信念は揺るがない
という意味になります。
そんで、読んでくださってくる方には「信念はわかるけど恋について言及する意味ある?」とか思われてるんじゃないかな〜、と思います。
何故ここで恋の話が出てくるかわかるのはもう少し先。
その先の話をちゃんと形にできるよう、頑張る所存です。
参考↓
2.黄色のデイジー
花言葉→ありのまま
まさに羽化の歌詞にふさわしい花言葉ですね。
3.モルフォ蝶
モルフォ蝶って綺麗なんですけど、餌は意外にもキノコや動物の死骸ときた。
ギャップ。
この「表面的にはとても美しいけど、中身はまたそれとは違う」要素を自分の曲達に重ね合わせ、モチーフとして使用しています。
まあこれも恋の話と同じように、はっきりするのはまだ少し先の話になりますね、はい。
あと、蝶は空を飛ぶ=羽ばたくということで、未来へ羽ばたくという意味も込めています。
元々は先述の「手」が羽の一部になっているデザインだったものでして、それにより「自らの絶望を自らの羽として受け入れて、未来へ羽ばたく」的な意味合いになる予定だったんですよ。
まあ今も大差ないですけど。
あとほら、羽化のタイトルの理由考えたら蝶入れなアカンでしょ?
4.背景の色合い
これは依頼する際に朝焼けの写真をお送りしました。
※送ったのとは違う写真ですが、こんな感じの色合いでした。
何故朝焼けかというと、悩みが解決して前へ進む流れを「夜明け」と例えたこと、そして「羽化」という現象は深夜から早朝の間に起きることが理由になっています。
・プラスα
僕が依頼したモチーフは1〜4まで(だったはず)。
ラフも元々違う感じでしたしね。
これがそのラフ↓
相変わらずの画力ですね!!
うん、酷い!!
このラフをよりわかりやすいようにと練り直していただき、加えて曲と歌詞からモチーフを加えてくださいました!!
ありがたい!!
ちなみにこの加えてくださったデザインに合わせ、指輪だけ付けた左手とネイルを塗った左手を振り分けています。
希望(左)と絶望(右)的な。
まとめ
これらの内容をまとめ、最終的に
「ありのままの自分を受け入れ、未来へ羽ばたく」
となります。
また、文中にあるようにしばらく経ってから意味が伝わる内容もあるので、この曲の歌詞を表現したものとしてだけではなく、未来に向けての僕の信念そのものを表したものと思っていただければ。
まあひとまずは、このアートワークを掲げた新曲「羽化」を堪能していただければ幸いです。
それでは、今回は以上!!
あざした!!