師走の心(その3)
また一人昭和の役者が旅立った。
女剣劇の名優浅香光代さんが鬼籍にとのこと。
享年92。
私は数回何かでどこかでご一緒しているがそこがどこかは不明だ。
テレビ番組の『人生これから』『達人達の玉手箱』あるいは『連想ゲーム』だったかしら?
割と記憶は良い方だが私としては珍しい。印象が強烈すぎたしテレビでそのご活躍ぶりを拝見していたので曖昧になり定かでなくなったようだ。
演歌歌手の大沢桃子さんにインタビューしたおり『私の師匠は浅香光代さんです』と伺った。すぐには結びつかずびっくりしたことを覚えている。
浅香さんのご主人の『世志凡太』さんとは歌手の五条哲也さんのショーで何度もお会いしている。もしかしたら今月27日に上野でお会いできるかと思ったが悲しみの最中それは叶わぬことかもしれない。
浅香光代さんにお目にかかった最後は羽田空港の搭乗口。私がご挨拶したが浅香さんはそばの付き人に『あれ誰だっけ?』と尋ねた様子だった。
私はさほどの印象には残っていなかったようだ。私のせいで仕方ない。
ほんの少々のご縁ではあるがご冥福をお祈りします合掌!
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