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『師走の雨』!

いっその事、雪にでもなればと思うが、夜来の雨が降りしきる朝。

師走も半ばすぎだ。

年賀状はすでに投函したし、通院予定が2回、仕事が一つあるだけで

静かな年の暮れになりそうだ。

振り返ってみれば今年は春先から『医者通いばかり』。

仕方があるまい。他人と比較しても何も始まらない。

我が身は我が身で守らねばなるまい。

一頃高齢者にとって病院の待合室は『社交の場』と揶揄されたが、コロナ禍のおり、待合室はみなさん寡黙だ。

以前こんなジョークが聞かれた。

待合室での高齢者同士の会話。

『今日はあの人の顔が見えないけどどうしたのかしら?』

『ああ、あの人この頃具合が悪いらしいよ!』

病院の待合室は『元気な高齢者の集いの場』だったのだ。

その頃が今や『懐かしい』!

今日はどんな風景があるのかしら?

午後になって師走の雨も上がったようだ。

ありがたい。

内科の診察も数値が上向きだった。これもありがたい。

待合捨では知人に久しぶりに会えた。



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