『キツネ目』感想!
グリコ森永事件全真相と銘打つ『キツネ目』を読んだ。
岩瀬達哉さんの『労作』だ。
かつて『週刊現代』に2度にわたって『特集連載』されたものをさらに加筆しての10年がかりの『ドキュメント』だ。
塩田武士さんの小説『罪の声』とは違った角度から『事件の真実』に肉薄したものだ。
面白かったが『犯人集団』への『肉薄』には迫りきれなかったようだ。小説と違って実名での登場人物が多いから止むをえまい。
ただ犯人集団が存命ならば『男女』それぞれが『70歳代』ということなのでもはや『時効』になっているとはいえ『犯人周辺』関係者が読んだとすれば相当『肉薄されてるわい』と思うかもしれない。
この労作の中に一箇所だけわが町が記述されていて『どきん』としたが
この脅迫事件の3年前の事件で犯人は逮捕されていて、もしかしたら『キツネ目』の集団が『参考』にしたかもしれない『事件』のようであった。
『事件』は『時効』かもしれないが『犯罪』に『時効』はないのかもしれない。とりわけ『罪の意識』には。。。