通りゃんせ!
昨日は『あの町この町』のことを記した。
『夕暮れ時の心細い』寂寞さに惹かれるとも。
そしてこの歌の背景にはわらべ唄の『通りゃんせ』があるように思う。
『この子の七つのお祝いにお札を納めに参る』というのに
なぜ『行きはよいよい帰りは怖い』のだろうか?
不思議でならない。
だからこの不思議さやいわれのない怖さがこのわらべ唄の『神髄』なのではあるまいか。
野口雨情はこのわらべ唄の『通りゃんせ』のフレーズを変異させて
『帰りゃんせ』に変えたのではあるまいか。
そして『このわらべ唄』を挿入した北原謙二さんの代表曲で、今年1月私ができればステージで歌唱したかった『日暮れの小径』に惹かれる『理由』なのかも知らない。
『通りゃんせ』
『あの町この町』
『日暮れの小径』に至る『歌の系譜』を継承する者は現れないのだろうか?
もはやそんな『郷愁』に浸っている『時代』ではないのかもしれないが。。
『日暮れの小径』さえ60年以上前の楽曲なのだから。
昔のことばかりを思い出すのも良し悪しかな!