二人の『人間国宝』の心意気!
今朝の朝日新聞に2人の人間国宝の紹介があった。
お一人は狂言師の野村万作師。90歳。野村萬斎さんの父上だ。
3歳で『初舞台』というから芸歴87年。
私は2度ほどお会いしたことがある。
1度は『横浜の能楽堂』2度目は大和市の『泉の森での薪能』の折だ。
親しく声交わさせていただいたわけではないが今朝の記事の中の『談話』が印象深かった。
今大事にされているのは人間としての目線。
『狂言の登場人物の目線は下からか、まっすぐのどちらか。
そんなまっすぐの目線の人柄でありたい』と。なるほどだ。
もうお一人の人間国宝は文楽の吉田簑助師。
6歳で入門。芸歴81年だ。
その簑助さんがこのほど『引退』を決断されたという記事だ。
私は簑助師とは一面識もないがお名前は随分と以前から存じ上げていた。
僭越ながら『お疲れ様でございました』と心から申し上げる次第。
長きに渡る『芸道』を継続するも『引退を決意』されるにせよ『続ける覚悟』『引退の覚悟』のなお意気軒昂たる『心意気なくば』実現すまいと、
ただ『年齢』だけの近さの『臆面』のなさゆえ『共感の拍手喝采』を送らせていただく所存なり!
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