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第1175回【nakaちゃんねる 圧巻人生達成プログラム】(2024/8/20)▲▲未踏を目指した男、の話▲▲


昨日
日本人で3度のピオレドール賞を受賞した
平出和也さんの話を書きましたが、
先日の事故(イッテQに出られていた中島さんの事故)で
滑落死されていたとは存じませんでした。
ご冥福をお祈りいたします。


中島さんも平出さんも
ピオレドール賞受賞者であり、
日本のクライマー界をけん引するお立場だったところ
とても残念なことになったのだと
初めて知ることとなりました。


平出さんについては
NHKスペシャルやTJARの
カメラマンも務めた実績もあり、
名カメラマンであり名クライマーでもある。
そんなお方だったと事後的に知りました。


昨日も触れましたが、
平出さんは「未踏」にこだわる方だったようです。

ピオレドール賞を受賞した登攀は、
シスパーレ北東壁(7,611メートル)
ラカポシ南壁(7,788メートル)
だそうですが
デナリ・シスパーレ (nhk-ep.com)

8,849メートルのエベレストに比べると
標高も低い山です。
どこが凄いことなのか?


実はエベレストは月だけでも500人が登る
いまや「大衆山」になっているらしく、
未踏派の平出さんの食指に触れなかったらしいですね。

今回平出さんと先述の中島さんが
挑戦したのが、
未踏ルートであるK2の西壁。

その道のりは標高差2000メートル以上を登りきる急登、
雪崩や落石の危険もある。
まさに死と隣り合わせのルート。
これが成功すれば
ピオレドール賞は間違いないと言われていたそうです。

こんな過酷なルートを
アルパインスタイルで登攀するのが
両氏だったそうです。


今回のK2西壁行には
多数のスポンサーが付いていたと言いますから、
焦りや義務感が出たのでしょうか。
私は山のやの字も分からない素人ですので、
平出さんたちがどのような心境だったのかは
分かりようもないのが正直なところです。


いずれにしても
「世界初」「未踏」「未知の世界」には
リスクが伴うものの、
そのリスクを越えようとするのが
この世界の第一人者、となるのかもしれません。

両氏のご冥福を
改めてお祈りいたします。


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