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第802回【圧巻人生日誌 日々是成長】793(2023/8/7)▲▲根を張るということ▲▲
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『根っこを張る』
『根差す』
など、
根にまつわる言葉が好きなのだな
と最近気が付きました。
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地道に横着しないで生きていく、
ただひたすらに真っ直ぐに、
というイメージが想起できます。
時間が掛かっても愚直に進んでいると
根っこは土の中に張るので目には見えにくいけれども、
基礎はしっかり深くなっていく。
そんな感じがしております。
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私が応援する同世代のアーティスト
半崎美子さんのこの曲なども、
プロデビューまでに17年間
根を張り続けてきた半崎さんらしさを感じます。
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先日講演を拝聴しました高野登さんは、
『直根』を張る重要性を語られていましたので
ご紹介を出来ましたら。
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かつて高野さんの故郷の長野県で、
台風が吹き荒れ森林の多くの木が
根こそぎ倒れた(根返り)そうです。
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普通、
森林の木が根っこから倒れるなんてことは
有り得ないわけですが、
よくよく見ると木の根っこが浅かったそうです。
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苗木を植えるには
1メートル近い根っこを収める
穴を掘る必要があるのですが、
業者が横着して(業者としては、効率化、だったのでしょう)
根っこを30センチに切ってしまった。
穴を掘る手間が省けますからね。
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木の根っこには、
軸となりまっすぐ伸びる直根と
周りに広がる側根があると言いますが、
直根は一度切られると
その先伸びることがないそうです。
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側根が伸びて木を支えようとしたが
台風には耐えられず倒れた、
というのです。
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これは人生においても、
人材開発でも同じことが言えるのではないでしょうか。
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人生において直根は、
ポリシーとか志と例えることが出来そうです。
信念無くしてオプションをたくさん付けても、
ハリボテは早々に綻びます。
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人材開発においては、
可能性や伸び代の直根を切ってしまっては
その人はどんなに可能性を持っていても
その先に伸びることができません。
(世で言うブラック企業は、
直根を切っているのかもしれませんね)
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先日高野さんの講演会の場で
ご縁を頂戴した臥龍先生は、
森信三先生の『修身教授録』から
志とは、
これまでぼんやりと眠っていた一人の人間が、
急に眼を見ひらいて起ち上がり、
自己の道をあるき出すということ
だとご紹介されていましたが、
志という根っこがあると
倒れそうになってもまた起き上がることができる。
そのように感じました。
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タイパ、コスパが騒がれる時代ですが、
時間や費用の効率性にばかり目を向けるのではなく
時間が掛かったとしても
根を張るマインドを忘れないようにしたいものです。
今日も良き1日をお過ごしください。
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★★今日の圧巻人生方程式★★
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自分の軸となる根っこを
地道に張り続けていると、
どんな強風にも耐えうる力が付く。
横着したハリボテの根っこでは
こうはいかないだろう。
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