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第893回【圧巻人生日誌 日々是成長】884(2023/11/10)▲▲末広がりのいい会社に学ぶ会に参加します▲▲


今月末にとあるセミナーに参加するため、

かんてんぱぱでお馴染みの

伊那食品工業へお邪魔する予定です。



こちらのセミナーは

年輪経営伊那セミナーと題し、

長野は小布施の出版社・文屋さんの

木下豊さんの企画で長年進めてこられましたが、

今回が最後になるとのことで迷わず参加を決めました。



講師陣に

伊那食品工業の塚越英弘社長

菓匠Shimizu のパティシエ 清水慎一さん

前ザ・リッツ・カールトン日本支社長の高野登さん

そして先述の木下さんを擁する豪華な顔ぶれ。



現在事前課題として

伊那食品工業・塚越寛最高顧問の著書

『末広がりのいい会社をつくる』

を読んでいたところです。



塚越最高顧問の思想は

トヨタ自動車の豊田章男・前社長が強く共鳴されており、

人生の師と仰いでいらっしゃるくらいです。



私は以前から

世界のトヨタが目標とする伊那食品工業が

どのような会社なのかが気になってはいたのです。



塚越最高顧問の考えは、

タイパ・コスパが溢れる時代には相対するものだと思います。

むしろ長期軸で構えていくことの重要性を説かれていますが、

その中でも『人としてのあり方』に力点を置かれています。



若き頃肺結核を病んだ塚越最高顧問は、

『忘己利他』という表現をしばしば利用されます。

忘己利他とは天台宗の最澄の教えで、

己を忘れて他に利するは慈悲の極みなり、

に由来するものです。

幸せに生きたいのであれば、

我利の前に利他を考えよということ。


利他の心といえば、

京セラの稲盛さんも説かれていた考えですね。



人は誰しも幸せを考えるものですが、

他人から感謝された時に

最も幸せを感じるものだ、と言われます。



伊那食品工業は、

社員はもちろんのこと地域住民の幸せを

常に念頭に置いていることで有名な企業です。


幹線道路を挟んで工場が立っているため

社員の幸せを考えて歩道橋を架けたり、

地域への貢献として有休農地を買い取って

農業法人を設立したり、と

感謝をされる行いが普通に考えている企業の

レベル感ではないでしょう。



塚越最高顧問は

『名を残す』のではなく

『名が残る』生き方をせよと仰っています。


人はどうしても顕示欲が強くなると

自分の歴史や名を残したくなるものですが、

行いをもって結果として名が残る生き方をしたいもの。

正しい生き方をすれば

自ずと成功・名声・財産は後から付いてくるもの。



ここ最近の私は

ついつい目線が近視眼的になっていたように思いますので、

ここで一度ネジを締め直した方が良いな

と思っていたところで出会えた著書となりました。



なおセミナーは一泊二日のスケジュールなのですが、

塚越英弘社長の講話に始まり

清水慎一さんの講話、

高野登さんを交えたディスカッションなど

内容も盛りだくさん。


この機会を活かせるよう、

事前課題の精度をさらに高めてみたいと思います。

今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

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★★今日の圧巻人生方程式★★


人はついつい自分向きに
視点が向いてしまいがちだ。
しかしその前に、
他者を利することができる方法は何か、
幸せにする手段は何かを考えてみたい。
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