第658回【圧巻人生日誌 日々是成長】649(2023/3/10)▲▲喉元過ぎれば何とやら、も思い出すには適切な時期のはず▲▲
■
東日本大震災から12年。
■
最近NHKで南海トラフ地震を
特集した番組などもあり、
改めて自然災害への脅威を
感じていたところであります。
■
ちょうど2012年のこのタイミングで、
2011年3月11日に何をしていたのか
書き記していたので再掲。
■
私のいた事務所は
ビルにヒビが入ってました。
キャスターの付いた椅子が
あっちコロコロ、こっちコロコロしてましたので、
今思い返しても
相当に大きな揺れだったのですね。
これを自ら読み返すたびに、
ローリングストックの見直し、
防災グッズのありかの確認、
避難場所の再確認、
が必要だよな、との思いに至ります。
■
しかし
人は経験したことでないと、
リアルな感情を突き動かして
体を動かせないもの。
■
私の家族も、
阪神淡路大震災や
東日本大震災は
大変なことが起こったという事実は
知ってはいるものの、
あの大きな揺れを身をもって体験していないので
どことなくのんびりとした感覚なんですよね。
■
やはり経験したことがある人間が、
『語り部』『伝承師』となって
伝えていかなければいけないことを
感じたところなのです。
■
ちなみに東北の被災地では、
震災体験者がその経験を
あまり語りたくはない、
という人が増えているそうです。
■
その気持ちも分からなくはないものの、
やはり有事の時の経験は
語り継がなければ
人間忘れ易き生き物、
喉元を過ぎればなんとやら、です。
有事を経験した人たちの
インタビューや手記、
ノンフィクションなどが有効な
伝承ツールにもなるのではないでしょうか。
吉村昭の
『三陸海岸大津波』などは、
津波の脅威を知る名著かと思います。
https://www.amazon.co.jp/三陸海岸大津波-文春文庫-吉村-昭/dp/4167169401
結局歴史は繰り返しているんですよね。
■
いつかいつかと思うなら今、ですよ。
この週末を利用して、
災害への備えを改めて見直しませんか。
=======================
★★今日の圧巻人生方程式★★
■
人は実際に経験した事実からでなければ、
感情を突き動かすことは出来ないもの。
■
災害に対する備えも
自身の感情を突き動かす材料として、
生々しい口伝やノンフィクションが有効だろう。
■
いつかいつかと先送らず、
今の機会に腰を上げてみよう。
=======================