第1194回【nakaちゃんねる 圧巻人生達成プログラム】(2024/9/8)▲▲難易度の高い目標をクリアするときに考えること、の話▲▲
■
日曜に、
北アルプスの名峰・剱岳に登って参りました。
■
剱岳は
新田次郎の「劍岳 点の記」はもちろんのこと、
木村大作監督による映像作品でも有名になりました。
日露戦争直後の時代に、
前人未踏とも言われた剱岳に
三角点を埋設するために頂上を目指した先人たちは
やはり凄い!の一言に尽きます。
山岳小説の頂点といわれる名作!『劒岳〈点の記〉 』新田次郎 | 文春文庫 (bunshun.jp)
劔岳 点の記 | 東映ビデオオフィシャルサイト (toei-video.co.jp)
時代は変わり、
登山技術も発達し
柴崎芳太郎の頃とは背景も変わりましたが、
それでも素人を寄せ付けない山として有名なのが
剱岳です。
■
登山素人、
いくばくかの体力だけは備えてきた私が
剱岳登頂に挑むこと自体が
登山を舐めていると言われはしまいか
正直緊張感もありましたが、
ここ数年登頂を目標に書いてきましたし
お声を掛けてもらったのも何かのタイミング
(一人では行くことはなさそう)、
日帰りでの登頂挑戦と相成りました。
■
まずこの剱岳への登山には、
大きく2ルートがあると言われています。
(その他多数の
バリエーションルートがあると言われますが、
素人故ここでは一旦割愛)
■
一つ目は
立山山岳観光の起点でもある
室堂から出発する「別山尾根ルート」。
剱岳を目指すほとんどの登山者は
このルートを辿り頂上を目指しますが、
途中「カニのタテバイ」「カニのヨコバイ」
と呼ばれる難ルートを通過することになります。
二つ目は
富山湾に流れ込む早月川の中流部・馬場島から
早月尾根を通り頂上を目指す「早月尾根ルート」。
今回私が取ったのはこちらのルート。
こちらは別山ルートに比べて超マイナーで、
別山ルート利用者の1割にも満たないそうです。
■
登山開始後、
その理由がすぐに分かった気がします。
とにかく急登。
ひたすら登り。
どの程度急か。
約15キロのルートで
一気に2,300mを登ると言えば、
その急登の様子もお分かりではないでしょうか。
■
私は基本
登りという行為があまり得意ではないので、
終始無言、
写真撮っている余裕も無かったのが正直なところ。
道中杉林に覆われているうえに
朝からパッとしないガス気味の天候のため
なかなか剱岳の雄姿をルート上拝めませんでしたが、
それでも雲の切れ間から見える針山のような姿には
ため息が出るのでした。
■
行き工程で約8時間、
帰り工程で約7時間、
頂上滞在時間約20分・・・。
改めて
登山とは何のためにするのだろうか。
思わず考え込んでしまいました。
結局はまた同じ道を辿って下りるんですからね。
■
そこにあるのは、
やはり一種の「達成感」なのかもしれません。
わたしは登山素人なので、
その辺の感覚はまだまだ分かりません。
しかし、
決して難易度が低いとは言えない
「剱岳登頂」という目標を
年初に立てておいたのは良かったと思えます。
立てていなかったら、
絶対に登っていませんから。
(苦しいことは、基本避けていますので)
■
そして毎日(ではないが、結構な確率で)
我が部屋の窓から見える
剱岳のギザギザしたてっぺんを踏むことができたのは、
私のセルフ人生満足度を上げる
一つのイベントになったのではないかと思えます。
■
剱岳は1年を通して色んな顔を見せる
(難易度が高い山好きな人にとっては)
素晴らしい山なのだそうです。
その点は理解できた気がしますが、
素人の私はまた来年でしょうか。
一方今回の
急登難易度高素人は勉強してからやりなさいよ登山で
分かったことは、
難易度の高い目標に向かう時
当然各種のアンテナが今まで以上に立ちますし、
自身の事象への捉え方やマインドが
変わったように思えます。
人生で各種の目標を立てられている方は
多くいらっしゃるはずです。
荒唐無稽なものでも良いので(むしろ良い)
自分の延長線上に無い目標があると
認識価値や感覚に変化があるものと思われます。
今日も素晴らしい一日をお過ごしください。
=======================
★★今日の圧巻人生方程式★★
■
自分の目線と平行線上にある目標ではなく、
自分の目線から5センチ上
あるいはもっと上に至る
現状を棚上げした目標を持ってみては
どうだろうか。
何かしらの自己内変化が起きるはずだ。
=======================