第663回【圧巻人生日誌 日々是成長】654(2023/3/15)▲▲サボることがもたらす効能と悪しき反動▲▲
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昨週末は本当は今年初の
フルマラソン大会を予定していましたが、
サボりました。。。
というのは言い過ぎで、
その後の予定を考えると
どうしても出ていては間に合わないので
DNS(Did Not Start)スタート前棄権です。
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今までに早くもないが
何十回とマラソン大会に出ていて、
初めて開始前に棄権したのです。
『それをサボるって言うんだろ』
と返されたらぐうの音も出ませんが。
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『サボる』といういかにもヨーロピアンテイストな言葉、
嫌いではありません。
元々の語源・サボタージュが
フランス語ですからね。
ちなみに私こう見えても周りからは、
『サボらなさそうな真面目なイメージですね』
と評されるのですが、
『そうなんです!その通りです!よく分かりましたね!』
と返しておきながら
昔の自分は悪しきメッキを貼ってただけなんだよな、
と胸元が苦しくなることがあります。
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私は新卒で入った会社は営業配属でしたから、
比較的自分の裁量で時間を使えたりしたのです。
もちろん仕事する時はするんですが、
今のようにモバイル環境も無かったですし
事務所の外で仕事をする発想がそもそもない。
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ちょっと頭を冷やしたいなあという時などは、
『ちょっと行ってきますわ(どこに?)』と告げて
山手線をひたすら乗り続けていた日も
あったものです。
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その時は会社の頑丈な紙袋に
ありったけの本を突っ込んで、
どんだけ読めるだろうか?
一人読書マラソンと称して
延々と読書していた日があったな、と
思い出してしまいました。
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お陰様でかような環境での
私の集中力は結構優れていまして、
かなりの量の本を読んだ記憶があります。
当然電車の中でずっと本を読むのも
かなりの体力を消耗しますので、
疲れた頃に疲れた表情をして事務所に戻り
『さて、仕事するか』
などと一人で契機付けていたものです。
もう時効だと思うので許してください。。。
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しかし鉄道好き
(というよりも、電車の中で本を読むのが好き)
な私としては
いい加減山手線では飽きが出てきまして、
首都圏制覇大作戦と称して
武蔵野線に手を広げてみたり、
房総半島を読書で暴走と称して
内房線・外房線で房総を一周したり。
(土地勘無い方はググってみてください)
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今思えば、
ただサボってるだけのロクでもない
サラリーマンですよね。
それでも結果出してたら
それなりに許してくれる環境だったので、
甘えてしまっていたとでも言うのか。
分かっちゃいるけど
止められない状態ですね。
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本来サボるは悪だと思うのです。
だって、みんなが真面目にやってる時に
怠惰な時間を過ごしてるわけですからね。
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その一方で、
サボタージュしながら読んだ本の旨味は
なぜか今でもよく覚えているものなのです。
電車の中でビジネス書は結構疲れるので
ひたすら小説(しかも長編もの)を読みましたが、
どれもいい作品だったと思い返されます。
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司馬遼太郎、池波正太郎、山崎豊子
などなど。
多分あの時に読まなければ、
その後も読んでいなかった気がします。
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というわけで、
毎日がんじがらめの方がいれば
時にはふっと気を抜く時間も
無用の用的な効果を発動するのでは
ないかと思います。
もちろん責任は取れませんが。。。
度が過ぎると私みたいになってしまうので
お気をつけて。
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ちなみにサボるの『サボ』とは
木靴という意味。
労働者が木靴で機械をぶち壊すことが
語源だと知ったのもその頃です。
サボることで賢くもなれますね(違)
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★★今日の圧巻人生方程式★★
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度が過ぎたサボりはただの悪。
お借り入れだけではなく
おサボりも計画的に、である。
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