第385回 【筋トレ日誌 その他日々是】376(2022/5/26)▲▲成功者に見る『まさか』のときの処方箋▲▲
私が加入しているクレジットカードの会報誌に
ギタリスト・村治佳織さんの
インタビューが掲載されており、
そちらから感じたことを。
村治さんといえば日本を代表する
クラシックギタリスト、
幼少の頃からの大活躍で
知らない人はまずいないでしょう。
順風満帆、
挫折なき人生として今に至る。
・・・のかと思いきや、
ギタリスト人生を左右するような
大きな試練に幾度と遭遇されていたことを
初めて知りました。
2005年、2011年に
2度にも渡り右手の麻痺を発症し、
一時ギターを全く弾けなくなることを経験されます。
しかも2013年には
生命にも関わる大病を患います。
怖いもの知らずで活躍されてきた方が、
自分ではコントロールができない
1ミリも願わない『まさか』に遭遇した時に
どう立ち振舞っていたのか。
これは、
他者の人生から学ぶ点でも大変参考になります。
いざ自分も同じ境遇に遭遇した時に、
どう振る舞うべきかのロールになりますからね。
村治さんは、
今まで信じてきたバランス感覚を
一旦リセットして、
すべてものは変化するものとして
受け入れたそうです。
私は幸いに
命に関わる事態に遭遇したことはありませんが、
もし余命数ヶ月の宣告をされたらどうするか。
じたばた慌てるのか。
落ち込みながら生きていくのか。
それとも、現実を受け止めて普通に生きてみるのか。
人生の『まさか』は突然に
やってくるものだと思います。
その『まさか』の時に
とっさに振る舞う型みたいなものがあるだけでも、
心に余裕を持ちながら生きていける。
そんな気がいたしました。
大舞台に立つこともある
表現者としての村治さんは、
緊張した時には
『緊張している自分を俯瞰して
あ、緊張している。
このような表現の場を与えられたことに
感謝する』
と仰っています。
一流の方も緊張し、
緊張する時には自分を引いて見てみる。
これは私のようなパンピーにも
十分に有効な手段と思いました。
そしてそのためにも、
日々チャンスが来た時の
受け皿を豊かに用意しておけ、とも。
成功者の哲学として
よく耳にする話でしょう。
成功者の物語をストックし
我が身もその追体験することで、
一層人生は豊かになるのかもしれません