第544回【筋トレ日誌 その他日々是】535 (2022/11/7)▲▲バグ取りは未来への期待▲▲
最近、
なぜか物覚えが悪くなっているような気がする。
といっても
若年性健忘症とかアルツハイマー
という類のものではないと思うが、
少し前にフンフンと思って聞いていた事が
しばらく経つと頭の中に霧が発生しているような
モヤモヤした感じに包まれているのである。
決してこれは比喩的な話ではなくて、
おおよそそういう事が最近多くて・・・という話。
気合が入っていないからもしれないし、
真剣味が足りていないからかもしれない。
原因のほどは不明だが
一つ間違いなく言えるのは、
今まで普通に出来ていたはずのことが
出来ていない。
この手のことが身の回りで起きると
何が辛いかって、
自分に対する自信がぐらつく気分に
なるのである。
実は自分は出来ないやつなのか・・・トホホ。
こんな出来ないやつだったっけ・・・ガックシ。
そんな闇のような気持ちに
襲われることが実際にあるのである。
こんなの順風満帆で
記憶力抜群、エリートの方には
恐らく理解し難い感覚だろうと思うが、
私のようなダメ路線も邁進した
経験があるものとしては
なんとも痛く身をもってして
感じてしまう感覚なのだ。
しかし
ここは一歩身を引いて考えてみると、
この手の『自分ダメなやつ』路線に
引き込まれてしまう感覚は、
悪質な『バグ』なのではないかと思えてきた。
(良質なバグがあるのかは知らんけど)
バグとは言うまでもない、
コンピュータ上のプログラムミスのことである。
私もそういう業界に長くいるから分かるが、
バグの放置は致命的である。
そのうち変な挙動を起こして、
手戻りするのは困難な事象に
陥ってしまうものである。
これは
自分で自分自身をマイナスに追い込む
悪質なバグ潰しの機会を
与えてくれたのだ、と思えてきた。
変な考えや思い込みの刷り込みを
根っこから除去する
貴重な時間を持て!
というお告げなんだよね、多分これ。
周りと何かと合わせようとするから
ダメな自分が苦しくなる。
でも、
世間で言われるダメ人間万歳。
周りと違ってそれがいい。
そんなふうに心底から思えるだけで
自分が可愛くなるものだ。
自分に対して否定を続けるのか。
自分に対して肯定を続けるのか。
肯定を続けることが出来れば、
自分の先長い未来に
期待を持てるようになるはずだ。
そんな言葉を回してみただけで、
気持ちがかなり軽やかに変化する。