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「トランスの権利」を押し付ける過程で、他者を食い物にする人々や他者を操る人々による策略~仲間意識の押しつけ、*ガスライティング、境界線の侵害、「ノー」の無視がどのように使われるのか。

*ガスライティング

Forced Teaming, Feminism, LGB and ‘Trans Rights’
May 25, 2020 Dr Em

 
仲間意識の押しつけ、フェミニズム、LGB、そして「トランスの権利」
2020年5月25日 Dr Em(匿名で、主にフェミニズム、セクシズム、ジェンダーに関する記事を書いている)

https://uncommongroundmedia.com/forced-teaming-feminism-lgb-and-trans-rights/
 

なぜ人は正反対の考え方を受け入れるようになるのか 

なぜ互いに相反するイデオロギーが自然な同盟関係があるかのように提示されるのだろうか。フェミニストは、ジェンダーとは抑圧システムのメカニズムであり、社会的に構築された性差別的なステレオタイプであり、それは女性を搾取するために使用されていると主張している。つまりジェンダーとは、女性だから人の世話や掃除をしたがる、女性だから従順で礼儀正しいという性差別的なステレオタイプの考え方なのだと。LGBの権利を主張する人々は、同性に魅力を感じることは現実的で正常であり、異性愛と同じ権利と敬意を与えられるべきという考え方にたっている。これに対し、トランスジェンダリズム/トランスセクシュアリズムの立場をとる人々は、次のように主張する。ジェンダー、すなわち、女性抑圧や性差別的な固定観念は、生まれつきのものであり、時には抑圧、不快、障害を理由に、身体を変化させて適合させなければならないと主張している。ジェンダーディスフォリア(性別違和症候群)の人々は、文化的な性差別や搾取や抑圧によるものでなく、その本人が問題なのだと主張している。「社会的な制度ではなく、個人を変えよう」と主張しているのだ。 

そのような主張と合わせて、人間の性別を変えるという考え方に対する異議申し立てが一定成功し、一般的に受け入れられないので、トランスジェンダリズム/トランスセクシュアリズムの立場をとる人々は、二元性の現実とその重要性を否定し始め、こうして同性愛という現実を否定するようになっている。すなわち、同じ性別(sex)に魅力を感じることを「同じジェンダーに魅力を感じること」に捻じ曲げようとしている。レズビアンがペニスを持つことができるなら、セクシュアリティとは性差別的なステレオタイプ、言葉使いやしぐさ、そしてファッションのえり好みへの魅力を意味することになる。フェミニズムもLGBの権利運動も、60年代後半から70年代初頭にかけて登場した男性の権利運動とは信頼できる仲間であるはずがない。このような対立するイデオロギーを意図的に結合していこうとするとき、ここに大規模な仲間意識の押しつけ(Forced Teaming)をみることができる。

 

■下心のある人間が手っ取り早く相手の懐に入り込む方法 

仲間意識の押しつけというのは、虐待や、グルーミング、他者を食い物にする人たちが用いている言葉だ、またギャヴィン・ディー・ベッカー(Gavin De Becker)が『The Gift of Fear(邦題:暴力を知らせる直感の力、訳:武者圭子、出版:Pan Rolling社)』という本の中で初めて用いた言葉であり、詐欺師や恋愛詐欺などの犯罪行為に関する概念として使われている。つまり、他者を食い物にする人々は、共通の目標があるという考えや、私たちはみんな一緒だ、仲間だという態度を作り出し、相手の警戒心を解いて信頼を得て、操ることを指す言葉である。ほとんどの人は、社会通念のなかで教育され育てられてきている。他人を怒らせないように、礼儀正しく、親切にしなければならないと。この社会通念のために、仲間意識の押し付けに抗うことが非常に難しくなっている。一般的に、「実は、あなたの問題や目標は私のとは異なるので、一緒にやってはいけません」とか「いいえ、私にはこれが適切とは思えません」などと言うのは失礼なことであり、言いたくはないだろう。共通の目標とは、個人レベルでは、小さな事例だが、ある男性がレイプ目的で女性に近づき、女性のアパートまで買い物を運ぶのを手伝うという場合もそうである。仲間意識の押しつけは、私たちの直感を混乱させ、脅威に対する武装を解除させる。ジェニファー・ロンバード(Jennifer Lombardo)は著書『Abusive Relationships and Domestic Violence(虐待的な関係とドメスティックバイオレンス)』の中で、「人々は『私たち』という言葉を使って、仲間の一員ではないのに、相手を騙して仲間の一員であると思わせる」と書いている(注1)。何もないはずのところに信頼を築き上げるのである。仲間意識の押しつけは、運動(movement)に当てはめると、多くの男性が、フェミニズムは女性の目標ではなく 男性の目標に向かって努力するべきだ、とか、LGBは異性愛者の権利に向かって努力すべきだと主張することに等しい。

 

■誰か一人を狙って共謀者にし、運動を乗っ取る 

インクルーシブ(包摂的)という指示の裏には仲間意識の押しつけがある。このようにして、人を操ることがうまい男性は、運動に参加して、その目標をコントロールし、変化させることができるのだ。これは、以前、男性が個別に、女性団体やLGBの圧力団体に入りこんだやり口である。彼らは、発言内容を監視し、内部の話し合いを方向付けることができるのである。 

抑圧された者は、抑圧者が机のそばに座り、あなたの背後から見張っているとき、異議を唱えることなどできない。抑圧者の存在はまた、主張した議論を骨抜きにする。すなわち、結論として断定するのではなく、その場かぎりの状況的なものにする。「だけど、この人はいい人だ」、「人は(性別を)間違って生まれてくることもある」、「彼は自分をレズビアンだと言っているが、本人は本当は違うことがわかっている、だけど礼儀正しくしていよう」などというように。それによって、女性の権利と境界線を投げ売りしたり、同性愛の現実を交渉して譲り渡すことになる。他者を食い物にする男性たちは、仲間意識の押しつけを利用して、自分たちの戦いに参加させて自分たちの言いなりになる共謀者を募るのだ。 

運動の中にいる個々の女性は、操るのがうまい男性たちの標的にされることがある。男性たちはその運動に入り込むため、女性を利用し、それから、そこに居座るのを正当化する手段としても利用する。それはたいてい女性たちを戦術として孤立化させて実現する。そうすることで、個々の女性に合わせたメッセージが作られ、彼女らは聞きたいことを聞かされ、操る側が狙った女性だけに秘密を明かしているような錯覚を生じさせる。被害者の女性は今や「特別」であり、「友情」が築かれたと思わされるのだ。誰も友だちに逆らったり、異議を唱えたりしたくないよね。操られている女性たちが、自分たちと他者を食い物にする男性の間で本当に共通のニーズや欲求を持っているのかどうかに疑問を抱いても、罪悪感か気まずさから、男性と距離を置くのに苦労することになろう。というのも女性たちは今や、虐待者と行動を共にしているからだ。また、運動とその中の女性たちは、別の方法で批判をそらすために利用される。他者を食い物にする男たちは、批判を受けると、突然、人々やグループを褒め称えることで、さらに束縛を強めようとしたり、女性たちを盾にしたりするのだ。人はなかなか「褒めないでください」とは言いにくいので、この手口は成功する。行動パターンに気づくことが重要だ。グルーミングする者(相手に信頼させ関係性を支配し性暴力など犯罪目的を達成する者)は、あなたは特別だと思わせるが、男たちの行動パターンはそうではないことを表している。 

ガスライティングに依存すること(相手に自分自身の現実や認識を疑わせること),この手法が、男性は本当は女性である、あるいは名誉女性であるという考え方の核心部にあり、トランスジェンダリズム/トランスセクシュアリズムの核心部にあるのだ。このガスライティングが教えてくれるのは、私たちが相手にしているのは虐待をする男性だということだ。当然、彼らは別の操りの手口も使おうとするだろう。

 

■境界線の侵犯には「ノー」を言って、相手の正体を見抜け 

ガスライティングと共に、境界線の侵犯が重要な鍵を握っている。最初の境界は女性、そして生物学的女性の定義が侵害され、その次に、自己意識、そして物理的な空間や資源の境界が侵害されるのだ。ミクロなレベルでは、トランスウィドウ(夫や恋人である男性からトランスしたと言われた女性たち)が経験すること、女性保護施設でヌードの自撮りをする若い男性、マクロなレベルでは、女性政党に入り込む男性、女性政治家を名乗る男性、生物学的女性の定義に含まれると主張する男性などが境界線の侵害に当たる。 

キャヴィン・デ・ベッカーは、もし誰かが「ノー」という言葉を無視したら、その人を信用してはいけない、しかも、それは、最も普遍的な重大な危険信号であると主張している。その主張を応用すれば、(トランスジェンダーであると自称する)男性たちは、女性の定義に含まれることを何度も何度も求め、それに対して何度も何度も女性の「ノー」を聞き入れようとせず、多くの女性から何度も「ノー」を言われても、私たちの女性専用スペースを利用してきた。男性たちは、LGBコミュニティに向かって、同性に魅力を感じることは偏見に満ちていると言い続け、コミュニティの「ノー」という返答に耳を傾けることを拒み続けている。一つの「ノー」を無視することは危険信号であり、多くの「ノー」を無視することは警報である。相手を理解するのに、一回の「ノー」では足りないという考えこそが、連中の巧妙な手口なのだ。 

ジェシカ・オーウィグ(Jessica Orwig)は、ビジネスや犯罪の場面で「『ノー』を聞くことを拒否することは、誰かが支配を求めているか、それを手放すことを拒否しているシグナルである』と報告している。キャヴィン・デ・ベッカーは、追記として「『ノー』と言うべきでないという誰かの説得を許すならば、あなたは『コントロールしてください』という看板を下げているようなものだ」と述べている。(注2) 
これは女性やレズビアン、ホモセクシャルの人々の間で見られることだが、トランスだと自認している男性たちが「ノー」と言わないように訴え、同調するよう説き伏せるのを許していることがよくある。「ノー」は短い言葉だが、それだけで完全な文章である。断固として「ノー」と言おう。

 

■心の中のアラームがなったら、その場を立ち去ろう 

平和部隊の顧問であるナンシー・ニューポート(Nancy Newport)が、留学中の若い女子学生を男性の暴力から守るために作成した『Sexual Harassment and Prevention in College Students Studying Abroad(海外留学中の大学生におけるセクシャルハラスメントとその防止策)』の助言は、個人レベルと運動全体の両面で読んでみる価値がある。彼女は、「私たちは皆、文化の違いに配慮したい、仲良くしたい、尊重したい、溶け込みたい、不快にさせたくない」と考えているが、きわめて重要なことは「異文化への配慮トレーニングでは、個人の境界を侵したり、自身が安全でないと感じたり、あるいは不快に感じたりする行動に従うことを、けっして要求していない」ということだと述べている(注3)。この助言は、トランスジェンダーやトランスセクシャルの人々への対応としても有益だ。彼らが、境界線を緩め、男性の欲求に配慮して分析や発言を和らげ、その文化に配慮をせよという要求してくるとき、これは応用できる。ニューポートは、「不適切だと感じたり、不安になったりしたら、その場から立ち去りなさい。異なる文化への配慮のために、自分自身や自分の安全感を犠牲にすべきではない」(注4)とはっきり述べている。個人的な境界線については、物理的なものだけでなく、感情的なもの、そして哲学的なものも含まれると説明している。これらの境界線は、「私たちの身体的・感情的な完全性を維持する」ために機能し、誰かがそれを侵害したり、「近づきすぎたり」すると、心の中でアラームが鳴る。私たちはそのアラームに耳を傾け、尊重し、対応する必要があるのだ。(注5)男性たちがフェミニズムやフェミニストの分析の内部に存在し、同性愛の現実を否定する男性たちがLGB内部にいることで、私にはいつも警鐘が聞こえている。ニューポートは最後に、デ・ベッカーが提唱する「他者を食い物にする人が人々を操る7つの方法」の原則を紹介している。その手口とは以下のものである。

 

1. 仲間意識の押しつけ:意図的かつ指示的な操りの手口によって、手早く信  頼関係を作ろうとすること。 例、「何が起きても私たちは仲間だ」
2. 魅力と親切:自己の利益のために、人を操り、人を欺くこと。

3. 余計なことをしゃべる:人が嘘をついているときに使う手口。
4. レッテル貼り:ちょっとした侮辱の言葉で、女性を操って、その言葉の誤りを証明すべきだと思わせるように仕組まれた言葉。
5. 恩義を売り付け込む:負い目を感じるように仕組まれた頼みもしないことをして恩義を売りつけること。
6. 頼みもしない約束:空約束のこと。
7. ノーという言葉を無視する:「ノー」と言わせない場合。

私たちは、これらの策略を心に留めておき、直感に耳を傾ける必要がある。

 

*上で取り上げた、デ・ベッカーの提唱する「他者を食い物にする人が人々を操る7つの方法」の詳細を、この記事の後に掲載しています。


1. Lombardo, Abusive Relationships and Domestic Violence (Greenhaven Publishing, 2018)

ジェニファー・ロンバード(Jennifer Lombardo)『Abusive Relationships and Domestic Violence(虐待的な関係とドメスティックバイオレンス)』 (Greenhaven 出版、2018年) 

2. Orwig, ‘One of the world’s foremost experts on crime reveals 7 tell-tale signs when someone is trying to con you’, Business Insider (14 March 2016)

世界有数の犯罪専門家ジェシカ・オーウィグ(Jessica Orwig)が明かす、「誰かがあなたを騙そうとしているときの7つの兆候」、『Business Insider』(2016年3月14日号)

https://www.businessinsider.com/7-tell-tale-signs-of-a-con-artist-2016-3?r=US&IR=T 

3.4.5. 6ナンシー・ニューポート(Nancy Newport)『Sexual Harassment and Prevention in College Students Studying Abroad(海外留学中の大学生におけるセクシャルハラスメントとその防止策)』

https://www.westmont.edu/_offices/ocp/documents/SexualHarassmentAndPreventionInCollegeStudentsStudyingAbroad.pdf

 


世界有数の犯罪専門家が明かす、あなたを騙そうとする7つのサイン
 

One of the world's foremost experts on crime reveals 7 telltale signs when someone is trying to con you

Business Insider(ビジネスインサイダー)は、2009年2月に開設され、ニューヨーク市に拠点を置いている、アメリカ合衆国のビジネスや技術ニュースの専門ウェブサイト。
 



Jessica Orwig Mar 14, 2016, 5:31 AM
ジェシカ・オーウィグ 2016年3月14日 5:31AM
 
ギャヴィン・ディー・ベッカー(Gavin De Becker)は、父親から13歳になるまでに数えきれないほど殴られ、妹も父親から同じような虐待をうけるのを目の当たりにしてきた。またヘロイン中毒の母親が父親を銃で射殺するのを見てしまった。(注:ディー・ベッカーにとって継父)
デ・ベッカーは、大人になってから暴力に走るのではなく、幼少期の恐ろしい経験を生かして、暴力的な犯罪行為を予測し、それが起こる可能性を抑える方法に関する世界有数の専門家になった。
彼は、その実績を上げる中で4冊の本を書いているが、最初のベストセラーとなった『The Gift of Fear(邦題:暴力を知らせる直感の力、訳:武者圭子、出版:Pan Rolling社)』が最も有名だ。この本では、誰かがあなたを支配しようとしているときに警戒するべき7つの兆候について説明している。
お金を狙う詐欺師であれ、もっと酷い悪事を働く凶悪犯罪者であれ、それらの兆候はベッカーが最初に書いたときと同じように今も真実であり、犯罪者を見分け、被害者にならように自分を守るために役立つ。
 
1. 仲間意識の押しつけ
デ・ベッカーは、最も巧妙な操作の一つに「仲間意識の押しつけ」をあげている。
見知らぬ人が、誰もいない所で、「おやまあ、私たち、やっちまいましたね」とか「私たち、なかなかの仲間だね」などのフレーズで 「私たち」という代名詞を使って、あなたと共通の体験を作り出すとき、「仲間意識の押しつけ」をはっきりと見極めることができる。
犯罪者は、この「仲間意識の押しつけ」を使ってお互いが同じ境遇にあるかのように被害者に錯覚させて、近づいていく。さらに、「仲間意識の押しつけ」に対して、ほとんどの人は、それをはぐらかすのをためらってしまう。というのも、相手に失礼にならないようにと思ってしまい、拒むのが難しくなるからだ。これでは、犯罪者が有利になるばかりだ。
 
2. レッテル貼り
「レッテル貼り」とは、一般的に詐欺師が、相手から全面的な注目を得るために用いる手法だ
「レッテル貼り」には常に、反論しやすいちょっとした侮辱を含んだ表現が使われると、デ・ベッカーは書いている。例えば、バーで男性が女性に「あなたのようなお高くとまっている方は、私ごとき者と話をするのはお嫌でしょうが」と言ったりする。そういわれた女性は、彼の誤解を指摘しようと、その会話に飛びついてしまう。それが手口なのだ。会話にのってこさせることこそ男性の「レッテル貼り」の手口だから、男の思う壺である。「レッテル貼り」に対する最善の防御策は発言を完全に無視することである。
 
3. 魅力と親切
デ・ベッカーによれば、「魅力」とは常に人がある目的を達成するために使う道具なのだ。
大半の魅力的な人々は脅威ではないが、多くの犯罪者は「魅力」を使ってあなたに危害を加える意図を隠している。デ・ベッカーによれば、魅力的な人の本当の姿を見抜くのに役立つ有効な防御策は、「この人は魅力的だ」ではなく、「この人は私を魅了しようとしている」と意識的にそう言ってみることだと。
 
4. 余計なことをしゃべる
どんな詐欺師も、大物でも小物でも、一つのことを拠り所にしている。それは、明白な事実からあなたの注意をそらすことである。不確かな状況下で最も明白な事実のひとつは、あなたが見知らぬ人に声をかけられたという事実だ。デ・ベッカーによれば、犯罪者は、しばしば被害者と必要以上に話をしたがる。犯罪者は被害者のことを全く知らない。この明白な事実から被害者の目をそらせるために、嘘の経験についてくどくど「余計なことをしゃべる」のだ。
さらに、犯罪者が「余計なことをしゃべる」のは、犯罪者の悪意を告げるサインでもあるのだ。
「人は、本当のことを話しているときは、疑われていると思わないので、必要のない余計なことをしゃべったりしない。だが嘘をつくときは、その話がどんなにもっともらしいものでも、話している当人はもっともらしく聞こえないので、つい余計なことをしゃべるのである」とデ・ベッカーは書いている。
 
5. 頼みもしない約束
見知らぬ人が「約束する」と言ったら常に疑ってかかることだ。デ・ベッカーによれば、口約束は「じつに空虚な話術の道具」で、相手に何かを納得させようとする企てでしかないのである。
また、誰かに頼みもしない約束をされたときは、心の中で次のように思い返して自分を守ることだ。「その通り、私はあなたを信用することにためらいを感じる。正当な理由があるからかもしれない。そのことに気づかせてくれてありがとう」と思うことだ、デ・ベッカーは書いている。
 
6. 恩義を売り付け込む
「恩義を売り付け込む」とは、詐欺師があなたに恩義を売りつけ、それによってあなたに付け込んでいく手口だ。彼らは、食料品を車に運ぶのを手伝うなど、あなたのために何かをしてくれるが、そのかわり、より大きな見返りを期待する。
ほとんどの人は犯罪者ではなく、単に助けたいと思っているだけかもしれないが、念のため、自分の直感に耳を傾け、相手は自分が思っているほど親切ではないかもしれないという他のシグナルに目を向けてみてほしいと、デ・ベッカーは述べている。
 
7.「ノー」という言葉を無視する
デ・ベッカーは、「『ノー』という言葉を無視する」ことは、その人を信用してはいけないという最も普遍的な重大な危険信号であると述べている。
また「『ノー』という言葉を無視する」ことは、誰かがあなたを支配したがっているか、それを手放したくないという信号だ。「ノー」と言うべきではないという誰かの説得を許せば、相手に向かってあなたは「どうぞコントロールしてください」とう看板をぶら下げているようなものだ、とも述べている。
 


 


 


 


 



 


 



 



 


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