父と暮らせば
手書きの絵が爆発してますが気にしないでください。ヽ(^o^)丿
さて、父と暮らせばという映画があった気がしますが、そちらとは全く関係ありません。でも、父と私の話ではあります(*´ー`*)
父と私は、何とも不思議な関係です。父は単身赴任をしていて、あまり一緒にいる時間がありませんでした。JRの線路を点検する人であったことは覚えています(笑)
父は、思い立ったら吉日生活な人で、有言実行の人でした。家族を巻き込んだり(笑)夢破れて…ということもありましたが、基本失敗してもただでは起き上がらないし、
「次があるある~はぁ~🎵コイコイ🎴!」
という人なので、爆笑している姿をみても落ち込んだ姿をみたことは、ありませんでした。というか、直ぐに次のことに取りかかっていく人です。父は、【悩んでも解決しないことは悩まない】というような人です。
例えば、私がでっかい失恋を経験して、魂が抜けそうになってるとき。父は言うのです。
「お前ねー世界の男、日本の男、みんなに振られたような顔をするんじゃないよ。」
「恋は、もっとこう…楽しいもんだ!!近所のじいさんに恋してもいいんだぞ。年上はいいぞ!其所の爺さんは、シングルだし、物知りだしなぁ。でも先に死んじまうかもしれんけど。まぁ、お前が、自分を大事にして輝かせてる内は何度でも、出会いはあるぞ。まずは、飯を食え!」
と自分の言いたいことを言って、ガハハとりんご🍎をかじりながら行ってしまう父なのでした。
私は、と言えば、ぽかーん(゚Д゚)としたまましばらくいましたが…。父に無理矢理持たせられた袋一杯のりんご🍎の重たさを感じて、我に返り笑ってしまった。
後からその話を母にしたら、爆笑されてしまいました。
「ああー!そりゃ、あの人らしいわぁ!だから、朝から斎藤さんちにりんごを頂きに行っていたのね。」
「りんご🍎なんて、家にもあるのにね。まぁ、斎藤さんちのりんごは、今年優秀賞とったもんね。うまいから、あんたに食わせたかったんでしょ。
「そういやぁ…さっき帰ってきたとき、りんご病みたいな真っ赤な顔してたのは…。酒を飲んだんじゃなくて、娘と久し振りに話してうれしかったんだわ!あの人!あーめんこい❤(かわいい)父ちゃんだ!」
母は、なんだか父を愛しそうに思い浮かべて、笑っていました。
私は、母の笑い声が響くのを背にしながら、りんごをかじった。こみ上げる熱い想いも味わうように。