空っぽもいいよ/散らかっている文 青紗蘭
もし、人であることにつかれたら。
もし、自分であることがよくわからなくなったら。
何ものでもないものになればいい。
ただ、そこに在るもの。居るもの。
名を脇に置き、寝転ぶのだ。
何もしない。
とにかく何もしないのである。
しばらく、そんなことをしていると
ぼんやりと考えが浮かんでくる。
大抵こういうときには、自分を責めがちなものが浮かんでくる。
何もないなぁ。どうしてできないんだろう。
みんなはできているのに。わたしは…
もし、そんな問がふわぶわっと浮かんだら。
今在るものに感謝し、在ることを数えてみれば良い。できること、できたことを数えてみれば良い。
比較したりすることで、個であることを認識するという人の特徴の1つは、役立つこともあれば、感情と結びつき振りまわし始めたりもする。
個である限り、比較されたり、することを免れることは出来ない。ときには、比べられて比べて気落ちすることもあるだろう。
なれど、私は名を授かりしときから、青紗蘭であるし青紗蘭以外にはなれない。
ならば、私を極めるしかないのであろう。
たった一人しか存在しない私を。
私が、望んで育てるのである。
奇蹟のうち、ひとつは、ここに今在ることを深く味わう事なのかも知れない。
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