「不審者」の見分け方|気を付けて!令和の「不審者」はマスクにサングラスで装わない
こんにちは!みほです。
タイトルを見て、「あれ?性教育実践ママって書いてあったのに、どうして突然「不審者」??」と思った方!
気づいていただき、ありがとうございます!
そうなんです、こどもの命を守る教育としての「性教育」を考える上で、切っても切れない関係にあるのが、「防犯」だとわたしは考えています。命の来し方とその未来を伝えるのが「性教育」ならば、「防犯」はその前提ともいえるかもしれません。だから「防犯」についても、実践しながら記事を創っていきたいと思います。
今回はその第一弾!
一緒に「不審者」について考えてみましょう。
さて、突然ですが、私たちママ世代が不審者と言って思い浮かべるのは、どんなイメージ?
マスクにサングラス、目深に被った帽子に、、黒ずくめの服装、それからそれから、、? 次々に出てくるそのイメージ、昭和の、あるいは平成の「不審者」観かもしれません。
せっかくなので、ここでは不審者のマストアイテムの検証から、スタートしてみましょう。
ザ・不審者のマストアイテムその①:マスク
コロナ禍の今、マスクはすでにマストアイテム。
色とりどり、形も様々なマスクをみんなが身に着けていて、とても不審者を判別するのには使えないのが現状、ですよね。
むしろマスクをしてないほうが人目をひいてしまうかもしれない、それがまさに今の時代です。
ザ・不審者のマストアイテムその②:サングラス
うむ、こちらは純然たるファッションアイテム、ですね。
わたしもかけますし、夫もかけます。ママ友もかけますし、還暦を大幅に超えた父もかけています。
色の濃いレンズのサングラスであれば、レンズの向こうの表情が見られないという意味では不安は残りますが、サングラス=不審者、とはとても言えないですよね。
ザ・不審者のマストアイテムその③:目深な帽子
はい、こちらも、ファッションアイテム。
サングラス同様、表情が見づらい点は気にかかりますが、不審者判別には当然役に立ちません。
マストアイテムについて一つ一つ考えてみたところで・・いかがですか?
やっぱり不審者をステレオタイプのビジュアルで判断するのって、至難の業ではないでしょうか。
その一方、驚くべきことに、実は今も学校や町中のポスターで語られる「不審者」像、昭和の時代から全然変わっていないんです。
ええ、まさか(笑)!と思った方、ぜひ「不審者 ポスター」とぐぐってみましょう。
驚くほど、マスク、サングラス、目深な帽子を想起させる(あるいは直接的に描いた)表現ばかり、ではありませんか?
これではこどもは、真の不審者に気づくことが難しいのではないでしょうか。
むしろ、我々おとながステレオタイプな不審者像を無意識のうちに刷り込んでいるようなもの、ともいえるかもしれません。
であれば、当然「この人気になるけれど、帽子もしていないし、サングラスもしていない。だから、不審者じゃないよね?」まだ幼いお子さんがこんな風に考えるのは想像に難くないですよね。
「不審者ってどんな人だと思う?」
そんな親子の会話を通じて、ポスターに描かれる姿をしている人だけが不審者ではないんだよ(あるいはマスクにサングラスに帽子でも、花粉症のひとかもしれないですよね・・あ、わたしです)と気づいたり、じゃあ、どんな風に判断したらいいんだろう?とアイデアを出し合ったり、防犯について考える第一歩にしてみませんか?
性教育も防犯も、親が一方的に授けるものでなくていいと思っています。お子さんに問いかけることで、性についても、自分自身を守ることについても、自分事として、自分で考えられる力を育んでいきたいですね!
駆け出したばかりのhugMEですが、親子で楽しむ性教育を広めるために、noteを皮切りに様々な活動を始めています。いただいたサポートは、hugMEの活動をより広げる資金として大切に使わせていただきます。