高知へ行って見つけたもの
昨日、高知から埼玉へ帰って来た。
結局連続更新を継続できなかったけれど、それだけ高知では充実した時間を過ごすことができました。
今日は、その高知旅行で感じたこと、ふり返ったことを書いていきます。
1.高知に行くきっかけ
先日のブログでも書きましたが、
「ばあちゃん」の存在が1番です。
今年でばあちゃんは99歳になります。
本当にど根性ばあちゃん。
小さい頃、埼玉で一緒に暮らし、僕の高校入学と同時期に高知へ戻ったばあちゃん。
末っ子の孫ということもあり、歳も1番下で、とにかく小さい頃から面倒を見てもらっていました。
四国アイランドリーグ(http://www.iblj.co.jp)のトライアウトで、高知ファイティングドックス(http://www.fighting-dogs.jp)から指名を受けたとき、何よりもばあちゃんの元で野球をやれることが嬉しかったのを覚えています。
「長生きしろよ!」
が、僕の小学生からの口癖で、本当にいつまでも元気でいてくれているばあちゃん。
そんな「ばあちゃん」の存在が、僕を高知に行かせてくれるきっかけとなりました。
2.自由契約となった球団へ、挨拶に行く理由
「自由契約」と書くのは、ネガティブに聞こえてしまうので、迷いはしたのですが、僕なりの考えを書きたいので、あえてここではそう書きます。
僕は昨年所属した「高知ファイティングドックス」(http://www.fighting-dogs.jp)を、自由契約となりました。要は解雇です。
僕自身を「プロ」と語ってしまうのは、とても恐縮なのですが、自分を商品として野球をやった以上、そう自覚すべきことであり、
そんな「プロ」だった人間が、「自由契約」を受けた球団へ挨拶に行くこととは、果たしてどうなのか。という疑問を呈することもあると思います。
「プライドはないのか。」
「挨拶する義理なんてない。」
そんな思考がよぎることも0ではありません。
しかし、何がどうであろうと、僕自身、ここで過ごした日々は本当に尊く、その時間を提供してくれたきっかけは、この球団であったことは事実。
ネガティブに考えれば、いくらだって皮肉も文句も出てくるけれど、それは自分にとって何にもならず、自分自身の問題として、前を向くしかない。
決して思い出づくり、経歴づくりのために挑戦したわけじゃない。
人生を生き尽くしたい一心で飛びかかったことで、結果として多くのことを気づかせてくれた。
だから僕は挨拶に行こうと踏み切った。それ以上でも、それ以下でもないんです。
3.同期への想い
挨拶の後は、同期+α(笑)と食事に行きました。
才能に溢れてて、本当の「実力」でここまで上り詰めている同期たち。
時間を共有しているときは、1番年上として全く役に立つ働きはできなかったけれど(笑)、実は、伝えたいことがたくさんあった。
ただ、今を苦しんでるのも、頑張っているのも本人であって、それをよそ目に「ああだ、こうだ」と言うことはできず、
今回は話を聞くことしかできなかったけれど、とにかく全員が前を向き続け、本来持っている力を150%出し切ってほしい。
なぜここにいて、なぜここにいてしまっているのか。
今後の道なんてどうでもよくて、今目の前に起きてる現状を、全力でやりきってほしい。
もっと上の世界に行けることを、何よりも願っている。
4.地元で出会った方々から、学んだこと
僕の高知での1番の思い出は、
前期後期と、2シーズンある試合日程の中で、前期の9割8分を練習生(ベンチ外)で過ごし、全く表に出ていない僕が、後期から登録選手となったときのことです。
後期開幕戦で10人以上もの方々が、僕の応援に来てくださった。
しかも、全員が地元の方々。
そしてそのほとんどが初めて球場に来られた方。
そのことに、どれだけの「価値」があるか。
とても大きな自信につながっています。
そこで「結果」を残すことはできなかったのですが、打席に入る瞬間の声援は、今でも覚えています。
その方々は、地元のジムで出会った方々で、誰に紹介を受けたわけでもなく、自分で拓いた場所でした。
全く結果を残せなかった観点から見ると、そのトレーニングの実証モデルとして、良い影響を与えられなかったことは、本当に申し訳ない想いがあったのですが、僕にとってそこで得たことは偉大でした。
そのジムでは良い顔をしていたわけではなく、ただただ自分のために黙々とトレーニングをこなしていました。
もちろんそこで出会った人をあしらうことなんてしませんが、自分から積極的に声をかけることもなく、淡々と自分だけのことを考えていました。
しかし、そんな姿を応援してくださる方が、たくさんいてくださった。
とにかく目の前のことをやり抜くことで、必然的に人は応援してくれるんだ。と言うことを感じさせてもらいました。
これは高知だけでなく、大阪でもお世話になった整骨院、バイト先の友人たちからも気づかせてもらえたこと。
今回の旅では、そんな思い出にも耽っていました。
5.無計画クレイジー旅行から見えた、人生観
今回の旅行は、両親と一緒でした。
「ばあちゃんの誕生日、高知に会いに行く。」
と言う僕の言葉に、急に乗っかってきた乗っかり屋。
母の地元ではあったのですが、特に大きな目的や計画もなく、宿やその日の日程など、すべて当日決定と言う、クレイジーさ。
そんな、まるでいつまでたっても人生設計をせず、自分の思うがままに乗っかりまくる、僕自身の人生にとても似ているなと感じました。
もはや、子が子なら、親も親だ。と。笑
しかし、そんなことはもはや日常茶飯であって、そこに両親の強さを感じました。
とにかく、その場、その瞬間を楽しむ力がすごい。
なんとなくできた時間に立ち寄った海には感動し、
当初行く予定のなかった地に立ち寄った際には、小学生ぶりに行ったと言う観光地を満喫し。
何をしてもポジティブに、計画なんかを飛び越して、対応しきってしまう力がすごかった。
よく、旅行の計画をするのが好き!と言う方もいらっしゃいますが、そんな概念はぶち壊して、とにかく行った先を全力で楽しむ。
人生の計画なんか深くするよりも、今を最高に楽しむ。
少し大げさに言いましたが、そんな人生観を垣間見れる旅行になりました。
ま、もちろんそんな人生や旅行で痛い思い、ご迷惑をかけてしまうこともあるのですが。笑 それもそれで一つの人生かなと。
6.終わりに
総じて、今回の旅行は本当に楽しかった。
美味しいものを食べに行く旅行では、美味しいものを食べて幸せを感じらるように、
会いたい人たちに会いに行く旅行は、会った人たちからたくさんの幸せを与えて頂くことができました。
多くの方にお世話になりました。
ありがとうございました。
こうやって今回の旅行をまとめ上げましたが、もちろんまだまだ自分自身、人間として伸び続けなくてはならないことは変わりありません。
課題もたくさんあって、立派なことなんて、何一つ言えません。
ただ、これからも、自分の軸だけはぶらさず、人生を謳歌し続けられるよう、今日も元気に生きていきたいと思います。
長くなりました。
ご精読、ありがとうございました。
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