3月中旬 次男の風邪からか 咳が出はじめる。 熱や喉の痛み等なく、とにかく咳だけ。 長男大学卒業、次男中学卒業 姪っ子結婚式で行事疲れからだろうと 軽く考えていた。 インフルエンザ、 新型コロナウイルスも流行っていたので、 一応検査したところ結果は陰性… 1ヶ月ほど市販の咳止めに頼って過ごしていたが、どんどん咳が酷くなり呼吸が苦しくなり始めた。 4月中旬 流石に息子や友達から病院に行くよう強く言われ、仕方なく病院に行った。 記憶が曖昧だけど 紹介、紹介、検査、検査、検査
3日間の点滴治療初日 1日目 イミフィンジ、カルボプラチン、ベプシド 吐き気予防の グラニセトロン、デキサート 生理食塩液を含めた6本の点滴 合計約4時間半。 2,3日目 ベプシド 吐き気予防 デキサート 生理食塩液を含めた3本の点滴 合計約2時間。 ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 朝の検温が終わって、 1番にシャワーの予約をした。 副作用によっては、何日もシャワーが出来ないかもしれないと思った。 主治医の回診後、 10時過ぎから治療が始まった。
いよいよ、4クール初回 2週間の入院。 子供達を送り出した後 美香ちゃんに病院まで付き添ってもらった。 息苦しくて、 入院準備も出来ず、 それも美香ちゃんが全部用意してくれた。 何かあった場合、 家族以外で、いつでも連絡が取れる キーパーソンにもなってくれた。 まだ面会は厳しく、 家族とキーパーソン その他1名、 身の回りの世話係として りえこになってもらった。 案内された病室は4人部屋 左手前のベッドだった。 それぞれカーテンが閉められていたので、 挨拶はしなかっ
もう1人、 いつも近くにいてくれる友達がいる。 りえこ。 検査前から、 ひとり息子の引越しで、関東にいた。 大学院卒業後、上京 研修が終わったら、 引越しの手伝いに行く事を いつも嬉しそうに話していた。 ただでさえ、 離れて暮らす息子が心配でならないのに、 私の心配までかけることになってしまった。 心配性の彼女は、 泣きそうな顔で、胃が痛くなると言いながら 息子がいる神奈川に向かった。 りえこは中学校からの友達。 後に、私の親戚と結婚し身内になった。 りえこと美香
日に日に、 息苦しく声が出なくなっていた。 同席してくれた美香ちゃんが、 これまでの経緯、検査結果、治療の事を 私の兄、身近で心配してくれている友達に報告してくれた。 美香ちゃんから、 不安な事を全部話してと言われた。 ひとりで抱え込まんで！ 頼っていいとよ！ みんなに協力してもらおう！ と、言ってくれた。 そこで、 前回書いた、 頼る。という話になる。 ①入院中の生活費と医療費 ②入院中の我が家の様子 ③入院中の子供達のメンタル これが、不安な事と話した。 困っ
全ての検査結果からも 悪性の肺がんであることを知らされた。 唯一、MRIでの脳への転移はみられなかった。 その事だけはホッとしたのを覚えている。 8cm程の腫瘍… 手術はできないので、化学療法になる話。 その時の気持ちを聞かれると、 なんだか違う人の話を聞いているような感覚 結果を聞くまで、 ガンなんだろうとは思っていたけど、 まさかのステージに、 信じられない気持ちになった。 ステージ4b 明日からゴールデンウィーク 休み明けから、抗がん剤治療をはじめる話に進ん
朝、 美香ちゃんが迎えに来てくれた。 ふたりで市民病院へ向かう。 血液検査、心電図、MRI 結果が出るのに1時間位待ったと思う。 美香ちゃんと会話もしてるんだろうけど 覚えていない。 診察室に呼ばれ、 友達も一緒に大丈夫ですか？と聞いて ふたりで座った。 この日の事は、 美香ちゃんが全て記録してくれた。 私が覚えているのは、 小細胞肺癌、ステージは4b と、さらっと言われた気がする。 それから、治療の話を淡々と進められ 気持ちが追いつけていなかった。 もし、治療を
咳止めと止血剤で 血痰は治まってきた。 咳は出だすと止まらず、 息苦しさと声の出しづらさは変わりなかったと思う。 4月30日 PET検査を受ける 薬剤を注射して、 薄暗い部屋で、 BGMを聴きながら1時間安静。 その間500mlの水を飲み干すよう言われた。 その後、30分くらいかけて PETカメラで全身を撮影。 検査中、 咳が出ないように我慢するのがつらかった。 5月2日までの2日間 記憶が曖昧なので、 息子達とのLINEのやり取りを見返した。 長男、大学卒業後 4月
診察室から呼ばれた。 昨日、追加で採った血液検査の話からだった。 腫瘍マーカーの数値が高く、 来週予定していた気管支鏡検査も急いだほうがいい。 ここの病院では、 検査結果が出るまでも長いから、 院内検査結果がでる病院を紹介します。 熊本市民病院、中央病院、大学病院 どこがいいですか？と聞かれた。 家から行きやすいのは市民病院だったから 市民病院でお願いします。 予約を取るので、 待合室でお待ちくださいと言われた。 また診察室に呼ばれ、 この足で市民病院に行って下さい！ ち
初めに受診した病院からの紹介状を持ち、 大きな病院で血液検査と初めてCT検査を受けた。 検査結果待ちの間に考えたのはお金のこと。 ここでいくらかかるんだろう。 初めの病院からそのまま来たし、 初めての検査で所持金で足りるか心配だった。 呼ばれてCT検査の結果を聞く 左肺に異物がある。 さらに検査をした方がいい 来週、気管支鏡検査の予約をいれますね。 と言われ、追加で血液検査もして帰るよう言われた。 来た時と帰りに血液検査、CT その日の医療費は何とか所持金で払えたが、
治療を始める前に 一人では解決できないことが たくさん出てきた。 少し動くだけで息切れする中 入院準備、入院中の家事 考えると不安ばかり… 今まで2週間も家を空けることはなく その後3週間おきに3回の入院… 考えると胃がキリキリする。 これまでわたしは 困っている人を助けたいとか 人から頼られることは喜んでしてきた。 いざ、自分がそうなると 困ってる…助けて…が言えない。 頼り方が分からない。 頼る事が恥ずかしい。 今まで 何でも自分で決めて ひとりでやってきたから
子供達にどう説明しようと考えながら、 病院から帰った。 これからのことを話し合うには 母親が1ヶ月後に死んでしまうかもしれないと言うこと。 その時の記憶も曖昧だけど まずは検査結果の説明 治療の説明 治療をするか、しないかの話 私が死んでしまったらの話 泣きそうになるのを堪えて 淡々と話したのを覚えてる。 長男、新社会人 顔がひきつった。 突然、重くのしかかる責任。 不安、それから逃げ出したい。 そんな表情に見えた。 次男、高校1年生 驚きと泣きそうな とにかく不安し
おはようございます 今日も暑くなりそうですね☀ 私の病気 小細胞肺癌 ステージ4b 今年5月、治療しなければ余命1ヶ月でもおかしくないと宣告されました。 落ち込んでる暇はなく、 今日を迎えています🍀 病気になって 気付いたこと 体験したこと 私と息子達のこと 大切な人たちのことを書いていきたいと思います。
