1日30品目
1985年に厚生労働省が「一日30品目摂取を目標にする」との標語を掲げました。
これは特に根拠のあるものではなかったらしく、多様な食品を取ることの目安として打ち出したようです。
しかし30品目とるのは大変です。
そんなに食べたらカロリーオーバーになる。
栄養バランスが取れてれば品目は少なくてもいい。
一汁一菜で良いなどの意見もあり
2000年には削除されていますが、いまだに1日30品目くらい食べないととストレスを抱えてる方もいます。
栄養バランスさえ取れてれば適当な食事とサプリでもいいんじゃないか。プロテインや野菜ジュースでいいんじゃないかと実践する人もいたりします。
ところで近年腸内細菌と免疫の研究が進み、腸内細菌の多様性とアレルギーやアトピー、自己免疫疾患との関連がかなり指摘されています。
腸内細菌叢は乳幼児期にその組成がかなり決まってしまうなどの話もありますが、日々の食生活でもバランスが変わります。その人が持っている遺伝子や細菌の種類にもよりますが、なるべく多種多様な食物をバランスよく腹八分目くらいで食べているのがいいようです。
そういたしますと品目というのはある程度多い方が良いということになります。
しかし多品目を腹八分目で食べるには?
となりますと例えばゴマをふりかける、
刻みネギを乗っける、ミョウガを刻む、
スムージーを飲むなどでかなりの品目が補填できます。
ミックスナッツを一握り食べる、
ハーブ類を料理に使うなどでもいいのです。
そう考えますとカロリーオーバーはしないと思います。
しそやトマトやハーブ類はプランターで簡単に育てることができ、タネも簡単に収穫できますので、ぜひ育てて日々の食卓の品目を増やしてみてください。