見出し画像

秘境!砂漠にあるディズニーシー!?大自然アドベンチャー

首都アンマン市内から南西へ車で約1時間 -
右手に見えるのは、世界で最も地表の低い場所、死海。
(死海についてはまた後日記事にしますね!)

キラキラ光る死海に沿って実にアラブらしい外見をしたホテルが並び、それはまるでディズニーシーのメディテレーニアンハーバーとアラビアンコーストが交互に目に映る…そんな感覚になりました。

画像3

(https://www.hrs.com/en/hotel/moevenpick-resort-and-spa-dead-sea/a-67645  お写真拝借しました。)

画像3

乾燥した大地にそびえ立つゴツゴツとした山に沿ってそこから更に南へ走ると、ヨルダンで一二を争うほどダイナミックなアドベンチャーを体験できます。

その場所の名は、
ワディムジブ(Wadi Mujib)

画像2

(https://www.wildjordan.com/destinations/mujib-biosphere-reserve   見出し写真及び以下の使用写真は、すべてこちらの公式サイトから拝借しています。)

ここでは、キャニオニングが体験できます。

ワディムジブはヨルダンの主要観光地に比べて国内外からの観光客が少なく、聞いたところによると一度に入れる人数も限られているとか。
場所も海抜マイナス410mの場所にあり、まさに秘境!隠れた名所なんです。

海抜マイナス410mでのキャニオニング体験なんて、とてもスリリングですよね!


アドベンチャー物語の前に持ち物の確認をしましょう。

画像7

わたしのキャニオニング体験をお話しする前に、先にこれだけは言わせてください。
もう時間を忘れるくらい、すっごく楽しかったです!

体感的には、まあ長くても1時間半くらいで帰ってきただろうなと思いました。
ところがなんと、4時間も経っていたんです!
本当に楽しい時間ってあっという間にすぎるんだなあと改めて感じました。

画像4

ヨルダンならではの大地にあるダイナミックな峡谷の間を流れるこの渓流こそ、このアドベンチャーの舞台です。
目的地である滝まで上り降りてくるまでがキャニオニングのコースとなっています。

上記の写真の小川に足をつけ、緩やかな流れに逆らいながら上流へと足を進めていきます。

この峡谷の中へ入って行くワクワク感は、まさにディズニーシーでポルト・パラディーゾの建物を抜けた後にぐっと目を奪われる、あのプロメテウス火山に向かって歩いていくときに感じる冒険への高揚感に似ているなと感じました。

峡谷の中に入るとヨルダンの暑い日差しが自然の屋根で遮られ、一気にすーっと涼しくなります。

画像5

(『インディージョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮』の岩のシーンを彷彿とさせると思いませんか?思いますよね!)


水深の深い場所と浅い場所が交互にやって来て、歩くだけではなく時には泳ぎながら奥へ奥へと進んでいきます。
流れが激しい場所があり、あまりの水流の速さや激しさに足が持っていかれ、そのまま流されたことも何度もありました。
それでも最後は攻略できるから気持ちいい!

難所は一緒に行った方やたまたま居合わせたグループの方と協力しながら進んで行くと、より楽しいと思いますよ。

途中で数カ所、傾斜を登る場所があります。
例えば滝のように上からダーッと落ちてくる水を浴びながら、備え付けられたはしごを一歩一歩登って行きました。
これってものすごいアドベンチャーだと思いませんか?

画像8

(https://www.pinterest.com/pin/237283474093741874/)

ついに終点の滝へたどり着き、わたしは「よし!登り切ったぞ!」という安堵に包まれました。
滝を見ながらボーッとする時間、好きでしたね。

しかし、これで終わりではないのがワディムジブの最高に楽しいところなんです。

ワディムジブの冒険は、一方通行ではありません。
一生懸命に登ってきた傾斜を下って帰らなければなりません。


その傾斜は、まさに自然のウォータースライダー!

画像9

(https://www.assawsana.com/portal/mobile/pages.php?newsid=338299)

あまりに速く滑ったので思ったよりも水深深くまでズドンと潜ってしまい、ライフジャケットを着用しているのに危機に瀕したと思って、正直ちょっと焦りました(笑)
せっかく下まで降りて来たけど、このウォータースライダーを体験したいがために、また上まで登りたくなるほど楽しかったです。

スライダーゾーンが過ぎたら、ぷかぷか浮きながら流れに身を任せて帰るのも最高に癒しです。

さあ、いよいよ終点に近づいて来ました。
峡谷から抜けると今まで聞いていた激しい水音がピタッとなくなり、暖かい太陽を浴びて緑が目に入ることで今までのワクワク感から、ほっとした気持ちへ移り変わったのを感じました。

画像6

とは言え、ヨルダンならではのダイナミックは峡谷の中を自分の力で、時には流されながらも渓流を遡って帰ってくるなんて、わたしにとっては本当に心から満足の冒険。大冒険でした!

夫のオリーブさんはもう7回もワディムジブへ訪れたベテランさんなのですが、彼曰く「その年や行く時期によって水の流れや量が変わるから、行く度に違うアドベンチャーが楽しめるよ!」とのことです。
早くまたワディムジブでキャニオニングに挑戦したいなあ!

私がタイトルで「ヨルダンにあるディズニーシー!?」と言った理由をわかってもらえたかなって思います♩


最後に。
今回初めてキャニオニングを体験したのですが、大人になるにつれて人工的なものばかりに気を引かれていたと感じました。

もちろん、それも楽しいです。
文化を知ることや歴史が好きなので街や歴史的な建物などを観光するのも好きですし、お買い物も遊園地もお友達とカフェに行くことも本当に楽しいですよね。

でも、人工物だけの世界に自らを限ってしまうって楽しくない。
自然を使って遊ぶことってすごく楽しい!
私はそんなことを学びました。

日本は緑や川が多く海にも囲まれて、本当に美しい自然を持っていますね。
ヨルダンの自然はダイナミックで、こちらもまたすごく美しいです。
この自然の違いをワディムジブで体験してみてはいかがでしょうか?

ワディムジブ、おすすめです。

いいなと思ったら応援しよう!