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【体験談】AI実践道場の初級編最終課題に挑戦してみた

はじめまして!
業界未経験からWebデザイナーへのキャリアチェンジを目指すせーと申します。

今回は「AI実践道場」での学びについてまとめます。
新しい技術に興味がある方や、AIを使って業務効率を向上させたい方に役立つ情報をお届けできればと思います。

▼AI実践道場の詳細についてはコチラ▼


はじめに

現在、私はAI実践道場でAIライティングを学んでいます。

この講座を通じて得た生成AIに関する知識を活かし、初級編最終課題である「AI実践道場での学びをまとめた感想文」を作成しました。
note後半では、感想文作成時に活用した生成AIについても詳しく説明しています。

興味を持っていただけましたら、最後までお読みいただければ幸いです!

AI実践道場に参加してみて


1. 受講のきっかけ

私はもともとAIに対して楽観的な性格でした。
テクノロジーの進化は人類を次の段階へ導くものだと信じていたからです。歴史を振り返ると、電気やガス、自動車、飛行機、インターネットなど、かつては存在しなかった技術が今や日常の一部となっています。人間は常にテクノロジーに適応し、依存しながら進化してきたことが分かります。

しかし、そんな楽観的な私でさえ、ChatGPTのような生成AIの登場には、衝撃を受けました。これからの数年で技術革新が加速し、私たち働き盛りの世代が大きな転換期を迎えることは間違いありません。
この波に乗り遅れないよう、積極的に飛び込む必要性を強く感じました

「AIに仕事が奪われる!」「AIを使いこなせない奴は取り残される!」といったセンセーショナルな議論が飛び交う中、私はAI実践道場の制作者である初芝さんのXやウェビナーでの発言に注目していました。「だったら、どうする?」という前向きな姿勢で状況を俯瞰的に捉えていたからです。

初芝さんが制作した講座なら、AI情勢の渦中に飲み込まれることなく、冷静に現実的な学びを得られると感じ、受講を決めました。


2. AI実践道場の概要

AI実践道場は、30日間のプログラムです。 初級編、中級編、上級編の各10日間で、段階的にAIライティングのスキルを磨けます。

【講座の特徴】
・実践重視のアプローチで、多くのハンズオン課題を通じて、実際のスキルを身につけられる
・AIの基本知識から始まり、業務での具体的な活用方法まで、幅広く学ぶことができる
・最新のAIツール(ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexityなど)の使用法と特徴を比較しながら、実践的な知識を深められる
・業務プロセスの標準化とAI活用の融合を重視し、実務での即戦力となるスキルを身につけられる

DAY1:【準備編】AI活用の基本とコツを知ろう!~AI実践道場~

現在、初級編 DAY10が終了しましたが、この講座を通じて日々の業務でAIを活用するための自信がつきました。


3. 印象的だった学び:プレスリリース作成

DAY1からDAY10まで受講しましたが、「DAY7:さまざまな切り口でプレスリリースを作成しよう~AI実践道場~」で学んだ内容が特に印象的でした。
「AIをこのように活用できるのか!」と目から鱗が落ちる思いでした。

具体的には、既存のプレスリリースからその基本構造を抽出し、それを基にして独自のプレスリリースを作成する方法です。AIに参考となるプレスリリースを提供し、文章を抽象化させ、その構造を基に新しい文章を生成する手法は、AI実践道場を受講していなければ学べなかったと思います。

Claude 3.5による既存のプレスリリースの構造整理
AIによって抽象化した構造を利用してプレスリリース再構成

このような「AIに分析をさせた結果を、模倣にならないよう抽象化し、それを元にAIに文章を生成させる」という発想と手法は、AIに文章を生成させる際の指示の仕方を理解する上で非常に役立ちました。


4. 学びを実践で活かす:キャッチコピー作成

「DAY6:【メルマガ編】ネタ出しから執筆までしてみよう」では、ペルソナからネタ案をリストアップし、それを採点して絞り込む方法を学びました。この手法は、すぐに実践できる有用なテクニックだと感じました。

学んだことを活かし、ビジネスSNS Wantedlyで使用する自身のキャッチコピーを作成しました。 以下のようなプロンプトを使用し、AIの力を借りながら案出しを実践しました:

1.自身のポリシーを基にキャッチコピーを10個作成

以下のポリシーを持つ人物の「好きな言葉・キャッチコピー」を10個作成してください。
##ポリシー
(目指すデザイナー像について語った文章を入力)

自身のポリシーを基にキャッチコピーを10個作成

2.採用担当者の視点で各コピーを評価・採点

あなたは企業の採用担当者です。未経験Webデザイナーを採用するときに、上記のキャッチコピーが魅力的かどうか10点満点で採点し、採点理由を記載してください。採点後、高い順に並び変えてください。

採用担当者の視点で各コピーを評価・採点

最終的に「価値を見つけ、価値を届ける」というキャッチコピーを選定しました。このプロセス自体が大きな学びとなりました。


5. 全体の感想と評価

AI実践道場は、その内容の充実度から「この内容を無料で受けていいのか?」と思うほど学びが深かったです。

現役マーケターの初芝さんが提供する信頼性のある情報、ユーモアを交えたマーケティングの「あるある」な話、すぐに実務に落とし込める具体的な内容、そして続きが気になる小説のようなワクワク感など、求めていたものがしっかり盛り込まれていました。
何より、最初から最後まで誠実な情報発信をしようとしているのが伝わり、安心してカリキュラムを進めることができました。

AI活用とは外れるかもしれませんが、RPG形式で学ぶことでベンチャーの企業風土やマーケティングの基礎知識も肌で感じることができて面白かったです(もちろん、フィクションであることを理解の上)。

【私が気に入ってるワンマン社長からのお言葉】
「今の若い子はITとか詳しいでしょ!え?マーケティングとか詳しくない?じゃあこれから勉強してくれればいいから!うちもネットから集客できるようになりたいから頑張ってよ!ガッハッハ」

DAY3:【リサーチ編】業界・競合について高速キャッチアップしよう~AI実践道場~

「DAY4:【リサーチ編】顧客理解を深めよう」でゴリラ上司から低い点数をもらった時には、どこが良くなかったかを考え、果たしてその考えが正解なのだろうかと次の日までやきもきする時間も楽しみました。
答えを外すこともありましたが、それも学びになり、リアルタイムで参加する醍醐味を感じました。ゴリラ上司から100点をもらえたときは私まで達成感を感じ、とても嬉しかったです!


6. 今後やってみたいこと

この講座を通じて、生成AIを使ったペルソナ作成、カスタマージャーニー作成、プレスリリース作成、SEOブログ記事作成、データ分析など、様々な場面での「AIの使いどころ」を学びました。
今後は、学んだプロンプトや考え方を用いて、まずは自身のSNSでAIを活用したコンテンツ制作に取り組んでいきたいと考えています。

例えば、個人的なメモ程度で誰にも見せられなかった読書記録をAIに文章化してもらい、noteで公開することを検討しています。これまで自己成長のために記録してきた読書メモですが、他の方と共有することで、新たな発見や価値が生まれるかもしれません。

現状は個人的なメモ程度の読書記録

7. まとめ

私が生成AIに初めて触れたのは2023年8月のことでした。
Webデザインを学ぶ過程で自主制作していた架空のフィットネスジムLPのお客様の声を生成してもらったのが始まりです。

それ以来、ChatGPTやClaudeを試行錯誤しながら使用してきましたが、あくまで個人利用の範囲内にとどまっていました。外部に発信できるような文章を作成する自信がなかったからです。

しかし、この講座に参加して、AIを活用して生成した文章を人に見てもらうまでの過程を経験し、AI活用力とマインドの両面で大きく成長できたと感じています。テクノロジーの波に乗るだけでなく、その波を自ら作り出す側に立てる可能性を感じています。

AIと人間が共存し、互いの強みを活かしながら新たな価値を生み出していく。日々たくさんの情報を学習し、進化を遂げているAIと共に、私自身も学び、成長し続けていきたいと思います。


文章内のAI活用ポイント


ここまでお読みいただきありがとうございました!
いかがだったでしょうか。

ここからは、感想文を書く過程で使用したAIとプロンプトを解説します。


1. メモ書きから3000文字の文章生成

ChatGPTとClaudeに対して同じプロンプトを使って、メモ書きからたたき台となる文章を生成しました。その後、二つの文章を見比べて、より良い表現がある方を部分ごとに選びました。

以下は感想文のメモ書きです。 適切なタイトルと見出しをつけながら、これを3000字程度の文章にしてください。
(メモ書きを貼り付け)

DAY10:【ブログ編】頭の中にあるアイデアを魅力的な文章に昇華させよう~AI実践道場~
元となるメモ書き

2種類の生成AIを使い分けた理由としては、それぞれが生成する文章にはクセがあるからです。

ChatGPT:元の文章を尊重し、できる限りメモ書きに沿った文章を生成する。単語や文章を自然につないでくれる。一方で、新しい表現は少なめ。
Claude:元の文章を自然につなぎつつ、前後の文脈に沿った一文を新しく提案してくれる。自分で作る文章よりも良い表現があったりする。一方で、メモ書きの意図と外れることもある。

一応Geminiでも文章生成しました。が、Geminiは、なぜかメモに無い独自解釈の文章を入れてくるのであまり使えませんでした。例えば、質問サポートに関してはメモ書きでは特に触れていないのに、いつでも相談できました!といった文言が追加されていたり。

しかし、講座の満足感は高いのでおおむね合っていなくもない

なお、AI実践道場をこなす中で、ChatGPT, Claude, Gemini, Perplexityの文章生成のクセも身をもって実感できます。AI実践道場 DAY10に到達する頃には自然と使い分けができるようになっていきました。


2. 魅力的な書き出し文の生成

Claudeで生成した文章を元に、ChatGPTでブラッシュアップを行いました。
まずは、AIに魅力的な書き出しパターンを考えてもらいます。

思わず続きを読みたくなるような感想文の書き出しパターンを列挙してください。

ChatGPT-4oが出力した書き出しパターンの一部

次に、同じチャット内でパターンを使った書き換えを依頼。

これらのパターンを使い、以下の文章を書き換えてください。
##文章(作成した書き出し文を貼り付け)

AI自身が出力したパターンを利用してブラッシュアップ

念のため、生成意図を確認した上で、ChatGPTが生成した文章を採用しました。

どの書き出しパターンを用いたか解説してください。

使用した書き出しパターンの解説

3. AI実践道場の講座内容の要約

サイトの内容を調べさせて要約、といった段階をお願いするには、Perplexityが最も適切だと感じていたので、まずはPerplexityを使用。

AI実践道場の講座内容を調べてください。 その後、特徴を3~5行程度でまとめてください。 https://ai-writing-encyclopedia.com/lesson/day1/

Perplexityによる講座内容の要約

次に、ChatGPTを使用して文章を感想文らしくブラッシュアップしていきます。細かい条件はAI実践道場 DAY6を参考にしています。

以下の注意点を守りながら、文章を書き換えてください。
##注意点
・箇条書きをした後は、その最後に総評となる文章を入れること。
・全体を通して、柔らかく丁寧な文体にすること。
・全体を通して、短くわかりやすい文章を意識すること。
・文章量は保つこと。
##文章(作成した要約を貼り付け)

DAY6:【メルマガ編】ネタ出しから執筆までしてみよう~AI実践道場~
ChatGPT-3.5で文章のブラッシュアップ

一回目の指示出しでは、思った雰囲気の文章が出てこなかったので、同じチャット内でもう一度トライ。

AI実践道場を受けた日本人が書く感想文らしい文体にしてください。 箇条書きはそのままにしてください。

ChatGPT-3.5で文章のブラッシュアップ-リベンジ

納得いく文章になったので、少々手直しをして採用しました!


4. 読みたくなる文章かどうかを採点

一通り作成した感想文が、「想定する読者」に対して「読みたくなる文章」になっているかどうかを、ChatGPTを使用して採点してもらいます。

まずAI実践道場 DAY10でも紹介されているプロンプトを使用して、前提条件をAIに教えます。

私はこれから「AI実践道場」という講座の感想文の構成を作ろうとしています。 AI実践道場とは、AIを業務に活用する方法を学ぶ講座です。 魅力的な感想文の構成を作るために、対話によって私をリードしてください。

DAY10:【ブログ編】頭の中にあるアイデアを魅力的な文章に昇華させよう~AI実践道場~

続けて以下のプロンプトで、想定する読者層を特定し、読みたくなる文章にするための内容をAIに回答させます。

読者の心を惹きつけるような感想文に含まれる要素を列挙してください。 次に、この講座に興味を持ちそうな人物像を具体的に考えてください。 その後、そのような人物が読みたくなるような感想文とするために、構成の各段落内に盛り込むべき内容を教えてください。

DAY10:【ブログ編】頭の中にあるアイデアを魅力的な文章に昇華させよう~AI実践道場~

これでAIに文章を採点させる下準備が整いました。同じチャット内で、生成した文章の採点を依頼します。

上記の読者の心を引き付ける感想文になっているか、100点満点で採点してください。 その後、採点理由を教えてください。 より読みたくなる文章にするために、修正すべき箇所があれば、具体的に修正すべき部分と修正後の文章を提案してください。その時に、文脈は大きく変えないようにしてください。
##文章(作成した感想文を貼り付け)

採点結果と理由と修正提案を回答してくれるので、内容を確認し、文章を手直し。AIに採点を依頼する際には理由をセットでお願いすると、人間側での手直しがスムーズになると思います。

ChatGPT-3.5による採点と修正提案

5. 文法的な誤りの修正

最後に、ChatGPTを利用して一気に文法のチェックを行いました。

以下の文章について、日本語の文法的に誤りがあれば修正してください。 注意点は必ず守るようにしてください。 その後、修正箇所と修正理由を説明してください。
##注意点
・同じ文末が繰り返されていないか
・修飾語-被修飾語は対応しているか
・文章同士の結びつきは自然か
・論理的に破綻していないか
・修正の際は文脈を大きく変えない
##文章(作成した感想文を貼り付け)

ChatGPT-3.5による文章修正

ChatGPTに与えた注意点は、AI実践道場 DAY10で説明されていた、日本語の文章表現の難しさについての記述を参考に追加しました。

「同じ文末が繰り返されていないか?」「修飾語-被修飾語は対応しているか?」など、日本語にはミクロな文章表現で気をつけなければいけないことがたくさんあります。
さらに「文章同士の結びつきは自然か」「論理的に破綻していないか」といった、文章全体を通してのマクロな整合性も取らなければいけません。

DAY10:【ブログ編】頭の中にあるアイデアを魅力的な文章に昇華させよう~AI実践道場~

これで晴れて「AI実践道場での学びをまとめた感想文」の完成です!



おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。

実は、noteに記事を投稿することに憧れつつも、なかなか実行に移せなかった私。今回のAI実践道場でライティングを学んだことが、note記事投稿への第一歩を踏み出すきっかけとなりました。

noteの記事を公開するまでは、何度も書き直し、AIにアドバイスをもらいながら、より良い文章になるよう努めました。この経験を通して、AIは単なる効率化ツールではなく、自分の考えを整理し、表現を豊かにするパートナーになり得ることを実感しました。今後は、AIを味方につけながら、自分の経験や学びを多くの人に発信していきたいと思っています。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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