負のスパイラルのビジネスモデル
世の中には色々な仕事があるらしい。
ゲーム開発の世界では、公開前に不具合がないか確かめ、バグを取り除く「デバッグ」という作業があると知った。
この仕事には、ゲーム好きが向いている。ゲームを実際に消費者目線でプレーして、不具合を見つけていくからだ。むしろ、ゲーム依存症の方に仕事をお願いすることもあるらしい。何時間、いや、何十時間も連続してゲームをしてしまうことが強みになる世界。ゲーム依存症で、いわゆる普通の企業では働けない方々の働く場ができる訳だ。
だがここに、個人的にはとてつもなく大きな違和感を感じた。
別にゲームをやるのは個人の自由だし、そこにあれこれ口出しするつもりもないが...
なんだろうか?対処療法的な臭い。劣等感を持たせて商品やサービスを売る現代社会の典型モデルの雇用バージョン?
別に一つのことにのめり込むことが悪いとは思わない。
ミミズを一日中観察している。絵を一日中描いている...
その特性を上手く活用して、仕事を生み出していくことにも大賛成だ。
我を忘れて夢中になってしまう人は、多様なことを次々こなしたり、人と話したりするのは苦手かもしれないが、それを強みと取るか弱みと取るかで世界が変わる。今まで社会が弱みとラベルを張ってきたことで、社会に参加できなかった人もいる訳だ。
じゃあ何が違和感の原因なのか?
権力とお金を搔き集めたい企業の欲の臭い?
弱みに付けこんで、原因を解決せず、むしろその原因を凝縮・変身させてあたかも解決策のように与える?
外部化した問題を、内部化して解決したように見せかけて、もう一度(より深い問題を)外部化していく。そういうビジネスモデルの世界。
医療業界だって、食品業界だって、教育業界だって、なんかみんなそう。
負のスパイラルで儲けを出す世界。
考えがまとまらない💦 でも、違和感を感じたことには変わりない。
もしかしたら私の考えもいつの日か変わるかもしれないけれど、とりあえず昨日の私が感じた違和感をここに書き残しておこうと思う。いつか、この日の私と対話できるように。
そして、こういった社会を認識しつつも私は別の世界で、自分が素敵だと思う暮らしをしていこう。嘆いたってしょうがない、面白くない。素敵なことを、身の回りから。
インスピレーション源:
お話を伺って。その時の違和感を反芻して。