この窓から見える空
シードペーパー安曇野工場に向かう景色です。山あいの田んぼの道をどんどん進むと、小さな村が現れ、その村の入り口に工場があります。
ひと目惚れしました。
施設の窓から見えるのは、空と山と田んぼの緑。
ビルや高速道路など、視線を遮るものが全くない空です。もともと海も山もディープな方が好きなのです。
この居心地のよさは、なんだろう。
自然が好きなこと
故郷の田舎の風景に通じること
きっとそれだけではありません。
いまここに席をおいて思うことは、
彼らと一緒にやっていける、という
ヒラメキのようなものです。
夢を語るリーダーがいて、
スタッフをすばらしい奴ら、と賞賛する。若者からリタイア組まで、やりたい気持ちにあふれた人たちがいる。障がいのある人も、発達がデコボコな人も、病から回復途中の人も、みんな一緒にいる。
いろいろな人が共存してる。
そんな場と時間が、私にはとてつもなく貴重で、
すでに自分の大好きな、懐かしい風景に溶け込んでいるのでした。
「日々日々、胸の中のワクワク感が募っている次第です。」
施設の賃貸契約のときに、理事からも嬉しいお言葉をいただきました。
リーダーも、ソファを指差しながら
「ここに泊まれるぞ」と息子にかなり勧めていたので(笑)、同じような気持ちだったにちがいない、と密かに思ってます。
2拠点生活へ
これまで20年の経営のなかで、理屈ではなく、これはイケる、と思った瞬間が何回かありました。売れるゾ、というスリルとワクワク感です。
ですが、今回のそれは、以前のような強烈なものではありません。
いま50代の私が
これからも気持ちよく、長く継続していきたい夢、
いつまでも元気で、楽しく仕事をする動機がある、
という感覚です。
これまでのようなプロダクトアウトの一方的な発信ではなく、
お客様も含めて、モノと人が循環し、
お金もしっかりと回していく。
シードペーパーがその媒体になるように考えていきます。
そのためにも、鎌倉と安曇野、2拠点を行き来しながら仕事したい、
と、今回心に決めました。
コロナによる打撃は大きく、私も日々格闘しています。
しかし、やることはやったら、あとは心配しすぎても仕方がない。いまこそ、新しい未来の下地を作っていこうと思います。
次回はもう少し具体的に。