シードペーパー安曇野工場稼働!
7月が駆け足で過ぎ、気がついたら8月です。
この間、2回ほど松本・安曇野に通い、幸運なことに、続けて2、3の仕事を受注し、いよいよ安曇野工場稼働しました。
鎌倉+安曇野体制でいよいよ大きな船が出発です。
玄関前には入り口看板も作りましたよ。このマークは、今後シードペーパーのロゴにもなります。
看板を掲げると気持ちが引き締まります。最近は、出荷や配送も多いので、宅配のドライバーさんにも認知度アップをはかります。
ちなみに看板の下には、7月の初めに埋めたシードペーパーのハーブが。スタッフのみなさん、お弁当を持って来るので、バジルとかパセリをちぎって使えますね。若葉が美味しそうでした。
印刷と型抜き加工、試行錯誤で
さて今期は、インクジェット印刷と型抜き、セット作業からスタートです。
そして、今回、技術指導のYさんは鎌倉から同行。
1回目の訪問時にAdobeイラストレーターの扱い方や面付けを指導していただいたところ、2回めの訪問時には、すでに現場スタッフが使いこなし、私たちが到着した際にはきれいに印刷が終了していたという迅速さでした。さすが若者!
じつはシードペーパーの印刷はなかなか一筋縄ではいきません。種を生かすため、最大限の注意を払います。オフセット印刷やレーザー印刷は種を傷つけるため使えません。インクジェット印刷も、プリンターとの相性があります。大判ポスター印刷機などは使えません。
技術研修の間は、鎌倉本社からパソコンとプリンターを持ち込み、あれこれと試作しました。シードペーパーは、ハガキほどの厚みがあり、種が埋め込まれているので給紙が難しいのです。これがうまくいかないと、すぐに位置ズレを起こします。このズレをいかに少なくするか、面付け、印刷、断裁、型抜きの位置をそれぞれ0.1ミリ単位で修正しなくてはいけません。アナログな方法しか取れないのです。
プリンターの選択がキモ、ということで、以前からリーダーがお世話になっていたOA機器販売の営業の方にテスト印刷もお願いすることができ、最適な印刷機がみつかりました。今週には配送され、ほっと一安心です。
「日本初に心踊らせ、シードペーパー安曇野プロジェクトが動き出した。印刷・裁断・納品業務が始まった。思うように進まず頭を抱えるスタッフ、試行錯誤を繰り返し、完成した時のみんなの満面の笑顔、すでにドラマ。
「夢にときめけ、明日に煌めけ!」過疎地ロケット佃製作所と社名を変更でもしようかな。ドラマの観すぎか。」 by Mリーダー
問題にぶつかっても
「なんとかなるって」
と気持ち良く笑い飛ばすリーダーにスタッフ一同、緊張がほどけます。いい空気だなあ、と私はひそかに感動。
今後、安曇野工場では徐々に対応できる数量を上げていきます。年内に1万個までが目標です。そして、さらにその先に。
次世代に繋ごう、と話し合っています。